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実話を題材にした“史上最もダークなシリアルキラー映画”『アングスト/不安』危険な予告編[ホラー通信]



オーストリアに実在した殺人犯を描き、数多あるシリアルキラー映画の中でも“史上最もダークなシリアルキラー映画”と評された、80年代の異常な傑作『アングスト/不安』が7月3日より日本初劇場公開。予告編が解禁となった。


1980年にオーストリアで起きた殺人鬼ヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した本作は、日本でのレンタル用ビデオ発売時(88年)の『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルでも知られている。



予告編は、イタリアの詩人ダンテによる長編叙事詩「神曲 地獄篇」より、「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という一節から始まる。これは、ジェラルド・カーグル監督の要望により今回の日本版の予告のみに入れられたものであり、この映画を観る者への警告ともとれる。


瞬きひとつせず、あたりを見回しながら歩いている主人公K.。一軒の屋敷を訪ねると、出てきた老婆をなんの迷いもなく銃殺し、刑務所へ収監される。服役中も彼の思考は変わることなく、さらなる危険な幻想を抱いたまま出所の日を迎えてしまう――狂人が世に放たれるのだ。狂人の行動と心理に観る者を没入させるような独特のカメラワークは、ジョン・レノン、ミック・ジャガーらのMVも担当した映像作家ズビグニェフ・リプチンスキによるもの。冷たく脈打つようなエレクトロサウンドは、元タンジェリン・ドリーム、アシュ・ラ・テンペルの作曲家クラウス・シュルツが手掛けている。


本作は、世界各国で上映禁止となり、日本の映倫審査員からは「R15+だが精神的に滅入る内容」との判定を受けている。実際の事件を題材にし、途方も蛮行が描かれる危険な作品だけに、鑑賞するかどうかは予告編を観て慎重に検討されたし。



『アングスト/不安』

7月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開





(C)1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion


―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』
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