5月7日放送の『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)にて、先日逝去された声優・藤原啓治さんの思い出が語られた。
この日の放送では、「人気声優にお願い!ランキング」 の声優企画特別版として、過去出演したゲスト声優に披露してもらったスゴ技を改めて紹介した。
その中で、番組ナレーションを務めていた藤原啓治さんも、MC陣の関智一さんと三ツ矢雄二さんの無茶振りによく応えてくれていたという話題に。「あの無茶振りに対しての返し。あの達人技はぜひ見ていただきたいと思います」と関さんが語り、当時のVTRを紹介。
武内駿輔さんがゲストに登場した回で、武内さんが声優を目指すきっかけについて、小さい頃からハリウッド映画を観ることが好きで、映画『ダークナイト』でジョーカーを演じたヒース・レジャーなど吹き替えの文化に触れ声優が面白そうだと思ったと語った。
すると、関さんが「この番組はヒース・レジャーがナレーション読んでるから。ここからしばらくヒース・レジャーの声でナレーションを読んでくれる」、三ツ矢さんも「藤原さん、頼むよ~」と無茶振り。
「マジかよ…ついにオレにまで無茶振りが来たぜ」とヒース・レジャーの吹き替えボイスで対応した藤原さんの貴重なVTRが流れた。
また、藤原さんとの思い出を尋ねると、関さんは「台本をズボンの後ろのポッケに突っ込んでふらっとやって来て、仕事して、また(ズボンのポケットに台本を)突っ込んで帰っていくみたいな、手ぶらで来るんですよ。それがなんか昔の役者さんみたいで格好良くて、若手の僕たちの間では、よくそれを真似するのが流行ってましたね。あんな感じ格好良いよね、って言って」と若手時代の共演エピソードを語り、三ツ矢さんも「素敵な人でしたよね。ご冥福をお祈りいたします」と述べた。
そして「約1年半ナレーションを本当にありがとうございました 心より御冥福をお祈り申し上げます」のテロップとともに、藤原さんの「それじゃあ、みんなでいくぞ~! 夏だ!祭りだ!せーのっ!声優だ~!」とテレ朝夏祭り「お願い!真夏の声優まつり」 の掛け声で締めくくられた。
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