日本のお役所仕事は基本的に事後対応と批判され続けていますが、世界屈指の軍事力を誇るアメリカという国では、地方自治体や一般家庭レベルまで“最悪の事態を想定した事前行動”をとる傾向が強かったりします。
新型コロナウイルスの感染が止まらないニューヨークでも、“最悪の事態を想定した事前行動”として仮設の遺体安置所が設営され始めています。
新型コロナウイルスの感染者が急増しているアイルランドでも、最悪の事態を想定して医療関係者たちが強力なメッセージをYouTubeで発信しています。
Stay at Home(YouTube)
https://youtu.be/R6JLomdYups
アイルランドの医療機関、Belfast Health and Social Care Trustが公開したのが「家にいてください(Stay at Home)」というタイトルの動画です。社会的距離を保ちながら、医師や看護師さんたちが1人ずつ「家にいてください」というメッセージを投げかけています。
「人生における最大の医療危機と直面しています。家にいてください」
「(新型コロナウイルスとの戦いは)まさに本番です。リハーサルなんかありません。チャンスは1回きりです。家にいてください」
「私たちが役割を全うできるよう、皆さんも自分の役割を全うしてください。どうか、家にいてください」
「我々全員に選択肢があります。もしあなたが家にいることを選択すれば、多くの命を救うことになるでしょう。お願いですから、家にいてください」
「数千人の人間がここで亡くなるかもしれません。亡くなる人の数を減らすのを手助けしてください。あなたの役割を果たしてください。命を救いましょう。家にいてください」
小池東京都知事が今週末の外出自粛要請をしましたが、政府や役所に言われたから“自粛”という受け身の姿勢ではなく、自らが積極的に「自分の命を守る=家族を含めた他人の命を守る」という自己防衛の意識が問われている気がしてなりません。
※画像:Twitterより引用
https://www.youtube.com/watch?v=R6JLomdYups
(執筆者: 6PAC)
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