友達の小学生5年生の妹から手紙で「絵を教えて下さい」とお願いされたという休憩うさぎさん(@QK_rabbit)が、『東方Project』に模したレポマンガをTwitterに公開。その意識の高さに「最近の娘は進んでいる」「かわよな上に賢いとか最強」といった驚きの声が多数上がっています。
小学5年生女の子に絵を教えることになりました(レポ漫画) pic.twitter.com/KMSq5ZDvpl
—休憩うさぎ🐰(@QK_rabbit) March 17, 2020
女の子2人に絵を教えることになった休憩うさぎさん。せーので「よろしくお願いします!」と声を合わせる時点で「かわよ」のひと言。筆箱がお揃いで「一緒に買いに行ったんですよ。ねー!」「う、うん!えへへ」で再び「かわよ」。
「Kちゃん絵上手くない?」と驚く休憩うさぎさん。「誕生日にコピック160色買ってもらったので!1枚に6時間くらいかけて描いているんです!」というからさらに驚きです。『東方』のキャラもほとんど知っており、「ちなみに『東方』作った人の名前知ってる?」と訊くと、「太田…なんだっけ」「太田順也!さん!」とまさかの本名!! ZUNさん、小学生にも認知されてますよ!
足が爪先立ちみたくなっちゃて難しいという二人に、実際に描き方を教えていくのですが、二人ともしっかりと絵付きでメモを取っており、「企業説明会の就活生か」と思う休憩うさぎさん。しかもメモのやり取りまでしています。
教えるのを終えて、「私たちって神絵師になれますか?」と聞かれた休憩うさぎさんは、目をそらして「どうだろうねー(棒) 難しいかもよー(棒)」と答えますが、「えー!やだー!なりたいー!」とKちゃん。説明に使った紙も受け取って、コピーして渡すというFちゃん。かわよ! まとめとして、次のように挙げています。
・意識が高い(手紙送る時点でね…)
・仲良すぎて微笑ましい(百合…)
・東方はクラスの女子の周りで人気(男の子はよう知らん)
・主な情報源はようつべ(ゆっくり実況とかMMD紙芝居、PVつきボーカルアレンジとか)
「絵を教える立場になったことは何度もありますが高校の同級生や友人、後輩、フォロワーの方々ばかりで児童や生徒に教える経験はありませんでした。今回は友人の妹とその友達という繋がりで初めてでした」という休憩うさぎさん。
「私に教わった小学生達は、少なからず私が小学生だった頃の世代より好きなものに対する積極性が強いと感じました。今までフォロワーの方々や後輩らに何度も絵を教える機会がありましたが、誰からも積極性が感じられず“この人に教わればいずれ上手くなるだろう”というおんぶに抱っこな姿勢で教わられ、結局全員絵描きの道を自分から諦めてしまいました。しかし小学生達はその真逆で、漫画で描いたように積極的で前向きな姿勢を見せられました。私も絵を教えるつもりで色々準備していたのですが、逆に絵に対する熱い姿勢を教えられてしまった気分でした」といいます。
また、マンガを見たある鍼灸師から「たまに講習会に学生さんが参加してくださるとこんな感じに前向きで受講姿勢がとても真剣で場の雰囲気がシャンとしてとても助かります」というコメントが寄せられたことについて、「若い子の努力する姿は周りを奮い立たせるような力があるのだと考えるようになりました」といいます。
1996年に第一作目の『東方靈異伝』が発表されて以来、24年目を迎えた『東方Project』ですが、さまざまなコンテンツが広がり小学生にも支持されている模様。休憩うさぎさんが教えたように、そのカルチャーも受け継がれていくのではないでしょうか。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/QK_rabbit/status/1239891927501176833 [リンク]
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