寿がきや食品から販売中の「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」(以下、辛辛魚)、実は2009年の1月から販売されているロングセラー。美味しさはもちろんのこと、毎年の味わいの変化も手伝って多くのリピーターを獲得している商品です。
2019年のときの実食記事はこちらです。
■実食レビュー『辛辛魚』:入社記念に上司から“人生で一番辛いカップラーメン”をもらった話
https://getnews.jp/archives/2129838 [リンク]
今年の「辛辛魚」のテーマは「本物感」。「辛さ、豚骨、魚介のバランスとスープの濃厚感を追求」したそうです。
今日はこの辛辛魚を(ガジェ通らしく)例によってチャーハンに仕立ててしまいます。
麺を砕いて下ごしらえ
開封すると、「液体スープ」「かやく入スープの素」「後入れ粉末スープ」、そしてノンフライ全粒粉使用入りの太麺が登場。
作り方に従って熱湯を入れれば、きっと「大変辛い」けど美味しい魚介豚骨スープを味わえるはず。でも、意を決していつものように麺を粉砕。
粉砕した麺はカップに戻し、「かやく入スープの素」を入れたのちに水を注ぎます。炒める時にベチャベチャしがちなので“麺がギリギリ浸かるくらい”の最小限の量が理想です。
(写真ではちょっと入れすぎた感がありますが)
あとノンフライめんの場合、経験的に完全な水よりもぬるま湯くらいのほうが、調理までにほどよく麺が吸水してくれる気がしています。
炒める、が……とんでもないことに
200gの白米と卵1個、塩コショウのプレーンチャーハンを作ったら、そこに先ほどの辛辛魚をドーンと入れちゃいます。作例はスープ多めになっちゃってるのであとで強火で水分飛ばします。
続いては液体スープを投入。って、このドス赤いソースはなんですか……。赤い塊。
さらに後入れ粉末スープを振りかけます。ん。これも真っ赤。赤い粉! 魚粉の香りが熱とともに立ち上ります。良い香りだー! 辛辛魚の特徴の一つでもあります
。
「それにしても赤いなあ」と思いながら、ひたすら強火でフライパンを振ります。……と、ここで調理場(給湯室)に異変が。
目が痛い!! とにかく目が痛い。辛み成分が熱で室内に拡散されてしまったようです。今まで、いくつかの激辛系をチャーハン化したのですが、この痛さはトップクラス。目が辛い。
何とか水分を飛ばして、完成しました! 辛辛魚らーめんチャーハンです。
今まで作ったチャーハンに比べて、色がおかしい。赤すぎる。写真の色味調整が狂ってるのかな、って思いましたけど正しい色味みたいです。
“矛盾”の試食
いつものガジェ通メンバーで、早速試食です。
口に入れた瞬間は唐辛子や魚粉の香ばしさに包まれ「おおっ」っと期待が高まります。感じる旨味。
「うん、いい香り。美味い……」
その風味を確かめていくうちに、強烈な辛味が全方向から襲ってきます。
「か、か、辛いぃぃ!!!!!!」
時間差でものすごい辛味が来ます。
「芯に来る辛さ」
「前に食べた中本と違う種類の辛さ」
これが“本物感”ということなのか。
「なんでこんなに辛くした」
「痛い」
口々に辛さを訴えるガジェ通メンバーたち。
「……けど、うまい」
「わかってるのにクセになる」
「旨味も辛味も、限度を超えてる」
豚骨のしっかりとした分厚い旨さに、香ばしさMAXの魚粉が抜群に合ってます。それに負けない、負かさない辛味も同居。全粒粉入りの麺ももちもちとして、存在感バッチリの食感。ご飯との違いが楽しくはありますが、それにしても辛い。
これまで、辛いチャーハンはご飯を入れる関係上、辛味が程よく減衰するのが通例だったのですが、今回は辛さがずば抜けてました。
「辛いの抜いたの食べてみたい(笑)」なんて声もありましたが、辛いからこそ「辛辛魚」。この半端ないチャーハン、ファンの方はお試しあれ。スープの美味さまで丸ごとすべて味わえますよ。
■寿がきや「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」製品ページ
https://www.sugakiya.co.jp/products/cup/soku_n_8266.html?id=8266 [リンク]
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