相手が好きなあまりに愛情が行き過ぎて精神的に病んでしまう「ヤンデレ」。ゲームやマンガなどではお馴染みとなったキャラクター設定ですが、『Twitter』などで8人のヤンデレ女子が登場する「ヤンデレシリーズ」を発表して人気を集めているtettoさん(@onnoveltet)に、ヤンデレキャラを描きはじめたきっかけや、その魅力について訊いてみました。
仕事が終わり、家でのんびりくつろいでいると突然チャイムが鳴った。
こんな夜遅くに一体誰だよ。無視するわけにもいかなかったので俺は玄関の扉を開けた。 pic.twitter.com/uTQ4UmRkmJ
—tetto (@onnoveltet) February 10, 2020
「ヤンデレシリーズ」の例として挙げたいのは、何やら怪しげな色のドリンクを「オレンジジュース」と言い張る店員ちゃん。迫真の表情に「ヒェッ!」となりそうですが、「店に行かないお兄さんが悪い」という意見も……。
――まずは、「ヤンデレシリーズ」は何なのか、改めて説明して頂けると嬉しいです。
tettoさん(以下t):簡単に説明すると、「ヤンデレ女に好かれ続ける男の人生を描いたひとつなぎの物語」です。主人公が生まれてから死ぬまでの中であったヒロインたちとのエピソードを毎回1枚絵で表現しています。
――「ヤンデレシリーズ」を描き始めたきっかけは?
t:元々ヤンデレを好き好んで描くタイプの絵描きではなかったのですが、2019年の5月に何となく描いたヤンデレテイストの絵がTwitterで100RTぐらいされ、それが嬉しくて今に至るまでヤンデレに特化してイラストを描き続けています。描いたイラストに反応があるのは本当に嬉しいです。ここまで続けて来れたのは多くの人の「いいね」やRTがあったからだと思っています。
――ここまでtettoさんの「ヤンデレ」にたくさんの反応があった理由を、ご自分でどのように捉えていますか?
t:自分の作品がここまで伸びている明確な理由は分かりませんが、恐らく現代のオタクがヒロインに「愛情深さ」を求めるようになったからだと思います。恋愛に消極的な、いわゆる草食系男子が増加している時代背景を考えてみると、ヤンデレというのはニーズに合っていたのかもしれません。
あとは、ヤンデレの怖さを薄めたのがウケた要因だと思っています。ヤンデレは一般的にみると怖いジャンルにあたるので、怖さを抑えて愛情を前面に出したのが良かったのだと思います。
――ツイートをはじめとするイラストの反応についての感想をお願いします。
t:ヤンデレが好きじゃなかった人が私の作品を見て「ヤンデレが好きになった」と言ってくれたのが凄く嬉しかったです。ガチのヤンデレ作品はまた別の作者さんが描くとして、私はライトなヤンデレを通してより多くの人がヤンデレに少しでも興味を持ってくれるきっかけになれればいいなと思っています。
――「ヤンデレシリーズ」の今後については?
t:ヤンデレシリーズは主人公がヒロインと結ばれるまで、もしくは死ぬまで続くと思うのでこれからも応援よろしくお願いいたします。
――ありがとうございました!
※画像はtettoさんの『Twitter』より
https://twitter.com/onnoveltet/status/1226780698192670720 [リンク]
―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』