最新のテクノロジーを駆使して、3000年前のミイラの声が復元されました。イギリスのヨーク大学やロンドン大学などの研究者チームが、ミイラをCTスキャンし、撮影された声道の3D画像を3Dプリントして声道の3Dモデルを作成し、3000年前のミイラの声を復元しました。
What sound does an ancient Egyptian mummy make? Scientist recreate voice of 3000 year old mummy(YouTube)
https://youtu.be/tcOY8ziJdLk
復元された声は単なる”母音”にしか聞こえませんが、研究者たちは今後“単語”や“文章”の復元にも挑んでいく予定です。
What did ancient egyptians sound like?Here’s a really cool study that tries to find out — “Synthesis of a vocal sound from the 3,000 year old mummy, Nesyamun”https://t.co/ZfOmTFFd9Cpic.twitter.com/lvwmkeDalL—Phonetics Lab (@PhoneticsLab) 2020年1月23日
https://twitter.com/PhoneticsLab/status/1220390992236298240
ミイラの声を復元するには、声道の軟部組織が無傷であることが条件だといいます。最新のテクノロジーと状態の良いミイラという2つの条件が重なったことが成功要因だとしています。このミイラはNesyamunと呼ばれる、紀元前1100年前後に生きていたエジプトの司祭のもの。
※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=tcOY8ziJdLk
※ソース:
https://www.nature.com/articles/s41598-019-56316-y
(執筆者: 6PAC)
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