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迷いたくない人のための完全ワイヤレスイヤホン選びは「AirPods Pro」で決まり!



一度使うとやめられない? 便利な左右独立型イヤホン


左右のイヤホンユニットを繋ぐケーブルがなく、ユニットが独立しているイヤホンを「完全ワイヤレスイヤホン」「フルワイヤレスイヤホン」「トゥルーワイヤレスイヤホン」「左右分離型イヤホン」「左右独立型イヤホン」などと呼称します。様々な呼び方がありますが、ここでは「完全ワイヤレスイヤホン」と呼ぶことにします。


左右をつなぐケーブルがないことで、ケーブルの煩わしさから解放され、時には片耳だけで使用するなど使い方の自由度も上がります。一方で、耳から外れやすく紛失しやすいことや、接続が切れて音が途切れるなど不便な面も見られます。そんなデメリットもありながらも街中で見かけるイヤホンの中で完全ワイヤレスイヤホンの割合は増えているように感じます。ケーブルの煩わしさがないというのは、そのデメリットを受け入れても使いたいという魅力があるのかもしれません。


やっぱり欲しいノイズキャンセリング機能


完全ワイヤレスイヤホンのジャンルが盛り上がると、参入するメーカーも増えます。かつては1万円前後の価格帯の製品が高コスパ帯でしたが、最近ではさらに低価格な製品も登場するようになりました。一方で、オーディオメーカーなどはより高音質だったり、ノイズキャンセリング機能など、高機能化により差別化を図っています。電車など公共交通機関での移動が多い都心部では、ノイズキャンセリング機能に高いニーズがあります。特に地下鉄など騒音が多い場合には必須ともいえるでしょう。



ノイズキャンセリングならBOSE、音質ならSONY?


筆者はノイズキャンセリングヘッドホンが出始めの頃からBOSEとSONYの製品を使用してきました。特に2005年に発売されたBOSEの「QuietComfort 2」は、修理を繰り返して今も愛用しています。もちろん最新のノイズキャンセリングヘッドホン、イヤホンも各メーカー聴き比べていますが、ノイズキャンセリングの効き具合などは完全ワイヤレスイヤホンの製品こそありませんが、BOSEに一日の長があるように思います。また、音質に関して言えばSONYの「WF-1000XM3」などの評判が高いようです。前モデルの「WF-1000X」はレビューしたことがありますが、音質面ではかなりのものだった記憶があります。


それでもAirPods Proがオススメな理由


個人の嗜好や目的に最適化されたイヤホンを選ぶということならばAirPods Pro以外にも良いイヤホンがたくさんあります。それこそノイズキャンセリング機能重視ならば、BOSEの「QuietControl 30」などはネックバンド型ではありますが満足いく性能です。音質を重視するならばSONYの「WF-1000XM3」なども選択肢に入ってくるでしょう。しかし、自分の耳へのフィッティングや接続するスマホとの接続性、対応するコーデックなどチェックする項目は多岐に渡ります。また、好みのオーディオセッティング、ノイズキャンセリングの利かせ方など設定アプリの使いこなしなどハードルはいくつもあります。


一方、AirPods Proは、iPhoneユーザであればそこそこ満足いく音質とノイズキャンセリング機能、AirPodsからさらに多くの人にフィッティングする形状とイヤーチップなど、スペック表とにらめっこしなくともとりあえず買っておけば間違いはないという「平均点で優れている」面があります。iPhoneを使っている人で、「対応コーデック」「設定アプリ」「ペアリング方法」などの言葉を聞いて「あーなんだか面倒くさい」と思った方は「AirPods Pro」を、ノイズキャンセリング機能はいらないかな? という人は「AirPods」を選べば多くの場合後悔しないといえるでしょう。



実際の使い心地は?


では、実際の使い心地はどうかというと、イヤーチップが追加されたことで装着感、フィット感はかなり向上しました。


AirPodsも装着感が良いと思いましたが、時として脱落するのでは? という不安も存在しました。AirPods Proに関してはその不安がより少ないことを実感します。フィット感の向上は、ノイズキャンセリングの効果にも現れています。ノイズキャンセリング機能をOFF(外音取り込みもOFF)にした状態でも、ある程度の耳栓がわりになるという特徴も。


また、AirPodsはハウジングから伸びるシャフト、いわゆる「うどん」の部分が長く、目立ちました。長いゆえにカバンのストラップを引っ掛けて外れてしまうなどの事故もまれに発生しましたが、AirPods Proではコンパクトに耳に収まるので、このことだけでも装着の安定性に貢献しているように感じました。



ノイズキャンセリング機能があると、ボリュームを上げなくとも快適な環境で音楽を楽しむことができます。また、音楽などを聴かずに、ノイズキャンセリング機能だけを活用するシーンも増えました。地下鉄や飛行機に乗る際にノイズキャンセリング機能をONにして装着することで、ゴーという環境ノイズを軽減してくれるので、ストレスが軽減されます。一方で、AirPods Proに限りませんが、ノイズキャンセリング機能を使いすぎると日常に存在するノイズに我慢ができなくなってしまうことがあるので、常に使い続けることは控えた方が良さそうです。


(執筆者: ipodstyle)


―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
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