ヤマハ製管楽器の情報を発信する「ヤマハ・ウインドストリーム」公式ツイッターアカウントが異例の注意喚起ツイートを投稿して話題になっている。
1月11日、ヤマハ・ウインド・ストリームは「理由には触れません」とした上で、楽器ケースに人が入ることがネタにされている昨今のTwitter上の状況を指摘。
危険な事故につながる可能性を示唆し、そのような行為を控えるよう呼びかけた。
「【お願い】
理由については触れませんが、大型の楽器ケースに人が入ることに関することをネタにしたツイートが多く散見されるようになってきました。
不幸な事故が起きてからでは遅いですので、皆さんの周りでは実際にそのようなことをしない、させないように皆さんで注意し合ってください。」
https://twitter.com/Yamaha_Wind_jp/status/1215996768636194822
【お願い】理由については触れませんが、大型の楽器ケースに人が入ることに関することをネタにしたツイートが多く散見されるようになってきました。不幸な事故が起きてからでは遅いですので、皆さんの周りでは実際にそのようなことをしない、させないように皆さんで注意し合ってください。—ヤマハ・ウインドストリーム (@Yamaha_Wind_jp) January 11, 2020
言わずもがなだがこのツイートは先日、前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告が楽器ケースに身を潜ませ関西国際空港からレバノンに逃亡した事件を念頭においたもの。
確かにゴーン被告が楽器ケースに身を潜めていたことは各メディアで多少のユーモアをまじえて報道される傾向にあった。報道を見た人がそれを真似してしまうような状況も醸成されていたように思う。
今回のヤマハ・ウインド・ストリームのツイートに対しTwitter上では大きな反響が起こっている。
「酸欠で旅立っても責任とれませんね」
「外に留め金(ラッチ)のある冷蔵庫や今回問題になってる大型のケースに子供が入った事例が過去に何件かある。
まずは勝手に中に入れる状態でこれらのケースを放置しない。子供に中に入って遊ばないようよく教える。」「ギブソンギターのハードケースでさえがっちり鍵かかるので空気穴を開けたとしても中から開けるのは不可能だから、今回みたいに確実に運んで開けてくれる人がいなければ死にますね。
故意じゃなくても紛失されたらアウト。
(ギターケースには入れないけど、大きい楽器もハードケースならそうでしょう)」「ネタ? と思ってアカウントのTL辿りました。(本物でした。。)アマチュアオケやってた経験からですが、、たしかに、、面白がってやらかす人は出るかもですね。事故はホンの少しの遊び心から生まれる事もありますもの、ヤマハさんならではのtweetだと思いました。」
「あくまで自己責任とはいえ目的外の使用は絶対に行うべきではありません。それが非合法な手段であればなおさらです。
でも、この行為は音楽を奏でる楽器に対する冒涜と思います。
どんな理由があったにせよ絶対に許されないことだと思います。」
ゴーン被告自身はスパイ映画の主人公にでもなったような気分で楽器ケースに身を潜めたのかもしれないが、ネタにされるヤマハなど楽器メーカーにとっては迷惑でしかない。いろんな意味で自己中心的な騒々しい人物であることだ。
※画像はTwitter(@Yamaha_Wind_jp)から引用しました
(執筆者: 中将タカノリ)
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