「E5系はやぶさ」「N700Aのぞみ」など実在する新幹線が巨大ロボット「シンカリオン」に変形し、その運転士となった子供たちが、大人たちと協力して敵に立ち向かう姿を描いたテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』。劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』が現在大ヒット上映中です。
タイトルにもなっている「ALFA-X」とは、JR東日本が次世代新幹線開発のために取り入れている試験車両のこと。子供向けのアニメとあなどるなかれ、新幹線好きが楽しめることはもちろん、ストーリーも「大人も泣ける」「映画やドラマのオマージュたっぷりですごい!」と大きな話題を呼んでいるのです。
主人公の速杉ハヤトを演じる、声優の佐倉綾音さんに見所などを伺いました!
――『新幹線変形ロボ シンカリオン』が劇場版になるとお聞きした時のお気持ちを教えてください。
佐倉綾音(以下、佐倉):今、非常に劇場版ブームですので、『シンカリオン』もいつか映画化するだろうなと思っていました。私自身、子供向けアニメの劇場版は、夏休みや冬休みに親に連れて行ってもらうという思い出深いイベントの1つでした。 子供たちが親と一緒に劇場に足を運んで、もちろん大人の方たちにも、大きなスクリーンで『シンカリオン』を楽しんでいただけると思うと、嬉しいですね。幅広い世代の方に、アニメーションが子供たちのものだった頃を彷彿とさせるような作品になればいいなと私自身は思っています。
――本作、ストーリーが素晴らしくて、きっと子供達だけでなく多くの大人が感動すると思います。この劇場版に登場した新キャラクターの中で、佐倉さんが特に気に入っているキャラクターは誰ですか?
佐倉:とても迷うのですが、少年ホクトです。 最初に少年時代のホクトのビジュアルを見た時から、キャストは(釘宮)理恵さんだったら良いなと思っていたんです。なので、実際に理恵さんが少年ホクト役だと聞いた時にはすごく運命を感じました。
――それはすごいですね!運命だと思います。
佐倉:本当に嬉しかったです。そして、実際に理恵さんのお芝居を聞いて、「かわいい」「懐いて欲しい」という感情が湧いてきたんです。過去と未来に影響を与えあった、幼さと若さ、大人の雰囲気をすべて持ち合わせている複雑な少年ホクトという役柄を理恵さんが見事に演じられていて、ホクトへのハヤトの感情と同じ気持ちになったんです。
――素晴らしいお話ですね。では、アフレコ収録の雰囲気も終始楽しく?
佐倉:シリーズ本編からあまり間を空けずにではありましたが、アフレコで毎週通っていたスタジオに行かなくなっていたので、もう一度集まれたらいいなと思っていたので久々にみんな集合できて、とても嬉しかったですね。始まってみると久しぶりという感じはせず、テレビシリーズの延長のような楽しい雰囲気でした。本当の寂しさは、この劇場版が公開された後にやってくるのかなと思っています。
――そして『シンカリオン』の大きな魅力である変形シーンも、たっぷり味わうことが出来ますね。
佐倉:そうなんです! 本作にはJR東日本の試験車両「ALFA-X」が登場しますが、未来を背負っているALFA-Xをシンカリオンとして見られるのはとっても夢があることですし、未来があるなと思いました。ALFA-Xをもともとご存知の方はもちろん、この劇場版で知った方も、両方のALFA-Xにぜひ注目していただきたいです!
――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!
『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』大ヒット上映中!
https://www.shinkalion.com/movie/
(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・The Movie 2019
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