渋谷の街全体を舞台に12月11日(水)~15日(日)、XRで楽しむアート展「INVISIBLE ART IN PUBLIC Vol.2“Synthetic Landscapes”」が開催されている。
※XRは、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)などの総称
渋谷の風景と融合したデジタルアート作品
12月11日(水)から開催されている電子音楽 × デジタルアートの祭典「MUTEK.JP」に合わせて実施。「『見えない』を価値に。」をコンセプトに、XRを使った空間上に浮かび上がるアートを展示し、街全体を美術館に見立てることで、渋谷の街の回遊を促進する。
イベントには、自身のスマホやタブレットにアプリ「STYLY」をダウンロードし、渋谷各地に設置されている「STYLY マーカー」(QR コード)を読み取ることで参加できる。
スマホやタブレットの画面上では渋谷の風景の上に展開するデジタルアート作品が見られ、ドラム・シークエンス・エフェクトといった独立したサウンドキットを参加者がその場でミックスすることもでき、サウンドにシンクロしたビジュアルが楽しめる。
また、期間中の16時〜20時には説明員による作品紹介や、特別ガイドツアーも実施する。
「渋谷の街自体を美術館にできたら」
イベントは、KDDI、一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインの三者により、今年9月に始まった“渋谷エンタメテック推進プロジェクト”が開催。
同プロジェクトは、第5世代移動通信システム“5G” 時代を見据え、「渋谷の街をエンターテインメントとテクノロジーでアップデートする」をテーマに、渋谷の魅力を発見・発信していく取り組み。
9月に行われた「渋谷5Gエンタメテック会議 Vol.1」で「渋谷の街自体を美術館にできたら」という構想のもと11月の実証実験を経て今回の実施となった。
渋谷スクランブル交差点など 8カ所でアート作品を展示
11 月に行われた1回目の展示会から、今回は更にエリアを拡大。渋谷ストリーム稲荷橋広場、渋谷ストリーム金王橋広場、渋谷ハチ公前スクランブル交差点など 8カ所での体験が可能に。
展示する作品は、昨年のMUTEK.JPで3Dフルドームライブを行ったクリエイティブユニット“superSymmetry”と、音楽家・大野哲二のソロプロジェクト“Intercity-Express”による、インタラクティブデジタルアート作品「Synthetic Landscapes ~assembling music @SHIBUYA」 。
定期的に開催予定、5Gを活用した取り組みも
渋谷エンタメテック推進プロジェクトでは2020年1月以降、渋谷の一部を順次5Gエリア化し、5Gを活用した取り組みを予定。
INVISIBLE ART IN PUBLICでは、日常生活に作品を溶け込まし共生する世界観の中で、あらゆる人が作品を自由に観賞・評価・支援できるプラットフォームを目指し定期的に展示を開催していく予定だという。
電子音楽 × デジタルアートの祭典「MUTEK.JP」と併せて、“エンターテインメント×テクノロジー”の最先端を体験してみてはいかがだろうか。
渋谷エンタメテック推進プロジェクト
https://shibuya5g.org/
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