12月4日に今年のギャルの間で流行った流行語を発表する、毎年恒例の『2019年ギャル流行語大賞』が発表されました。昨年に引き続き、SNSやリアルコミュニケーションにおいて使用されたギャル語が多くランクインしています。
今年の大賞は、『KP(ケーピー)』。「乾杯」→「KANPAI」→「KP」と変化を遂げた言葉が2019年のギャル流行語大賞の1位に。友人達と乾杯をする時に使う言葉で、瞬時に楽しいパリピ的空間になれる言葉として人気になりました。ノンアルコールでも、乾杯する時にみんなで声を揃えていうことによってノリやテンションが高くなるなど、「楽しいキッカケ」を与えてくれる言葉として、Instagramのストーリーや「TikTok」で『KP動画』をアップするのがブームとなりました。
ちなみに昨年2018年は、「TikTok」に火がつき、爆発的人気を集めたことで、同アプリで一大ブームとなった歌詞のワンフレーズ『いい波のってんね~』が大賞を受賞。そして6位にも「ぐい縦ぐい横ぐい斜め的な」がランクインするなど、大賞のワードと同様「TikTok」でブームになった楽曲のワンフレーズとして人気になり、その人気ぶりがあらわになった年でした。
今年はブームがより定着したようで、「TikTok」やインスタではもちろん、リアルでも使える久々のギャル特有“省略形”がいくつかランクインするという現象になっています。
2019年ギャル流行語大賞 TOP10
第1位 KP(ケーピー)
乾杯の略語。
第2位 ぴえん
可愛く泣いている絵文字「(ノω≦。) ピェーン」が語源となった言葉。泣いている様子を表したり、「うれしみぴえん」など嬉し泣きを表現する言葉として組み合わせて使用したりもする。
第3位 わかりみが深い
「よくわかる」が強調された言葉。
第4位 3150
「最高」を数字で表現した言葉。SNSで「みんな3150!ありがとう!」といった簡略的な使い方や、ハッシュタグとして投稿された。
第5位 語彙力
「語彙力がない」の略語。SNSで「とりあえずいい感じ!(語彙力)」など、言葉のセンスが足りない発言をした際に自分にツッコミを入れるように綴ったり、相手の発言に対して「語彙力!」とツッコミを入れる使い方など、自分や相手にダメ出しをする言葉として多く使われた。
第6位 リアコ
「リアルに恋してる」の略語。身近な人との恋愛ではなく、好きな俳優やアイドルに対して本気で恋をしていることを表す言葉。「〇〇くんにリアコ過ぎてツライ」など。
第7位 〇〇案件
普段、ビジネスシーンで耳にする「案件」とは別の使い方で、自分の事柄や事象に対して使用する。「〇〇くんと旅行することになった!これって彼氏案件?」、「至急痩せたい案件」など、以前流行った「〇〇な件」と同じように自分に関する事柄を問題提起する言葉として使用された。
第8位 時差グラム
Instagramにおいて、ある程度の時間が経過してから投稿することを指す。加工に時間を掛けたいことで後から投稿したり、リアルタイム投稿での身バレ(何をしているか)を避けるために時間を置いてから投稿することがInstagramにおいて定番に。その際に使うハッシュタグとして「#時差グラム」が人気を集めた。
第9位 きょコ
「今日のコーデ」の略語。主にInstagramのハッシュタグとして使用された。
第10位 ブレ盛り
写真がブレているのにも関わらず、センスのある雰囲気が出たり、いつもとは一味違う写真になることであえて盛れたことを表す言葉。「お気に入りのブレ盛り!」といった使い方でSNSに写真をアップするときに使われた。
みなさんはすべてわかったでしょうか? また、特設ページには、2009年から2018年に流行ったワードも掲載。今年よく耳にした「沸いた」が2016年の1位になっているのも興味深いです。
ギャル語流行語大賞 公式サイト:
https://grpaward.com
【ギャル流行語大賞とは!?】
ギャルならではの発想で生み出されるその世代の流行語を、 ランキングで12月上旬に発表。 毎年株式会社ツインプラネットが運営する「GRP-ギャル・リサーチ・プレス」(のちに「Girls Research Press」にリニューアル)から発表され2009年から始まり本年で 11年目を迎える。
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』