海外に飛び出した中国人は、いく先々でチャイナタウンを形成します。日本だと横浜、長崎、神戸の中華街(チャイナタウン)が有名です。アメリカだとそこそこ人口がある街には、大体チャイナタウンが存在しています。
一方、「群れるのが大好き」と言われる日本人ですが、不思議と海外にはジャパンタウンとか日本街といった存在がそれほど多くありません。背景には移民の数が少ない、日系移民は現地化しやすい、アウトバウンドに弱いとか諸々の理由があるようです。アメリカでも一般的に知られているのは、歴史的に日系アメリカ人居住者の多かった西海岸ロサンゼルスのリトル・トーキョーやサンフランシスコのジャパンタウン程度にとどまっています。
アメリカ東海岸ニューヨークのブルックリンに昨年オープンしたのが、「Japan Village(日本村)」です。インダストリーシティーと呼ばれる複合施設の1858平方メートルという広い敷地に、おにぎり、弁当、お好み焼き、たこ焼き、ラーメンといった日本のファストフードが楽しめるフードコートがあったりします。
Mike Chen and Claire Saffitz Explore Japanese Street Food and Candy | Gochi Gang(YouTube)
https://youtu.be/rHKrgaXl37U
「First We Feast」というグルメ系チャンネルが、Gochi Gangという日本食に特化したシリーズの企画で「Japan Village」を紹介しています。
日本食をつまみにさくっと飲めるバーがあるのは、飲兵衛には都合がいいですね。開放感ある作りはいかにもアメリカの施設といった感じです。
通路も広々としています。
まずは「八(Hachi)」で焼きそばとお好み焼きにトライ。「お好み焼き食べた事がない人に、英語でどうやって説明する?」という話題で盛り上がっています。“キャベツのパンケーキ(Cabbage Pancake)”も“日本のピザ(Japanese Pizza)”も伝わりにくいですね。キャベツを使ったスイーツとか、テリヤキチキンピザみたいな和風ピザを連想しちゃいそう。
次はおにぎり。ちゃんとアメリカ人向けのサイズになってますね。
サンライズマートという日系スーパー。日本のお菓子だらけです。コアラのマーチとかポッキーとか昔からアメリカ人に人気ありましたからね。今はキットカットの抹茶味が人気みたいですよ。
「アメリカ行ってまで日本食食べたくないよ」という人もいるかもしれませんが、ニューヨークに突然出現する日本を体感してみるのもアリかもしれません。
Japan Village
934 3rd Avenue,Brooklyn,NY 11232
https://japanvillage.com/[リンク]
※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=rHKrgaXl37U
(執筆者: 6PAC)
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