10月27日放送の情報バラエティー番組『ワイドナショー』(フジテレビ)が“今注目のYouTuber”として奥田民生さんを取り上げ話題になっている。
民生さんと言えばバンド『ユニコーン』でデビューして以来32年のキャリアと数々のヒット曲を誇るベテランミュージシャン。
そんな彼が今、本格的にYouTuberとして活動し、DIYでアナログレコーディングする模様や矢野顕子さんやトータス松本さんなど豪華ゲストとトークやセッションを繰り広げる模様をYOUTUBEで配信しているのだ。
『ゲスト/トータス松本【#16-1:播州弁方言解説】「カンタンカンタビレ~ハリマドライブ編~」』
https://youtu.be/LGX7bXfa1eo
番組ではピアニストの清塚信也がレポーターとして民生さんのスタジオを訪れ、その意図をインタビュー。
CDというメディアが衰退してゆくこの時代に、代わりにYouTubeの持つスピード感や拡散力に注目し、ミュージシャンとしてあるべき姿を模索する民生さんの姿を紹介した。
TwitterなどSNS上では番組を観た音楽ファンたちから大きな反響が起こっている。
「CDが売れない時代、奥田民生さんYouTubeにモヤモヤさまぁ~ず、ワイドナショーとある意味必死。
「音楽は配信で」と言う時代の流れとは言えワイドナ女子高生は実盤を買った事がないとは。」「奥田民生さんクラスですら「実盤<配信」なCDが売れない時代にYouTuberとして活動、モヤモヤさまぁ~ずやワイドナショーに出演したり時代の変化に順応しようともがいてるのかと思うと複雑な気持ちになる。」
「YouTuber奥田民生よかった。
結局若い頃から売れ続けてる人って、時代の変化に機敏に対応できてる人なんだよな。」「ワイドナショーの「ユーチューバー奥田民生」はとても良い特集だった。
でも『カンタンカンタビレ』は、いわゆる収入を得る場としてユーチューバーやっているわけでは無く、こんなに音楽は楽しく誰にでも出来るっていう啓蒙活動であることもちゃんと伝えて欲しかったなー」
番組中で清塚さんのインタビューに対し
「CDは無くなるでしょうね。ゼロになるんじゃないかって僕は勝手に思ってます。アナログは残りますけどね。」
「Tシャツか何か売るしかないですけど……あとライブですよね」
と答え達観した立場から今後の音楽産業のゆくえを予言した民生さん。
現在、収益ベースであったCD売上の低迷はミュージシャンに対しても深刻な影響を与えているが、YOUTUBEのようなサービスの普及は民生さんのようにずば抜けた才能を世に知らしめるにはうってつけ。
現状、YouTuberとしては収入と言えるほどの利益は出ていないそうだが、この活動が巡り巡って民生さんのミュージシャンとしての価値を高めるきっかけになることは間違いなさそうだ。
※画像はYOUTUBEチャンネル『奥田民生(RAMEN CURRY MUSIC RECORDS)』から引用しました
https://www.youtube.com/c/RCMROfficialYouTubeChannel_jp
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