シンガポールのAstride Bionixという企業が開発した、ウェアラブルな椅子「LEX」をご存知でしょうか?
クラウドファンディングのIndiegogoやKickstarterのみならず、日本のCAMPFIREでも資金を調達していたのでご存知の方も多いかと思います。
This wearable chair could change how we work and travel pic.twitter.com/KO8QoUcrut—Tech Insider (@techinsider) 2019年9月18日
https://twitter.com/techinsider/status/1174388114682470400
Tech Insiderが動画入りツイートで紹介したことから、アメリカでもちょっとした話題となっています。
LEXは厳密には、生物工学に基づいて設計され、常に正しい姿勢で座ることができるウェアラブルな外骨格(exoskeleton)ということになります。重さ約1キロのLEXは、椅子として座った場合、最大120キロまでの重さに耐えられるよう設計されています。日本同様、狭い場所が大人数でごった返すシンガポールの生活環境も反映されているのか、駅のホーム、フリーアドレスオフィス、バス停、外での座りスマホといった利用シーンを想定しているようです。
上記ツイートの動画を見た人達からは、以下のような声が集まっています。
・厳格な個人主義とは他人の椅子を使用しないこと
・ジェットパックとか空飛ぶ車を期待していたんだけどな、こんな金属製の尻尾じゃなくてさ
・バスの中とか電車の中で座れるスペースある?
・あんまりいいアイデアじゃないな
・こういうのもう持ってるよ。車椅子って言うんだけどね
・こういう製品って身体的な障がいを持っている人用のものが多いけど、これは違うね。重い物を運べて、自由に歩き回ることができて、体が傾いてもバランスが取れる健常者用だ
・人間用のキックスタンドって必要かなあ
・いっそのことマットレスをしょっちゃえばいいんじゃない
・アジアではうんこ座りが当たり前だからな
移動の基本が車で、スペースの問題もマンハッタン以外ではほぼないアメリカでは、“限られたスペースの中で座る場所を確保する”といったニーズはそれほどないので、あまりウケが良くないようです。アウトドアグッズも豊富にあるので、外で座る椅子=手頃な価格のアウトドア用チェアに軍配を上げる人も見受けられました。
CAMPFIREでの資金調達は成功しているので、日本でLEXを見かける機会はありそうですね。電車の中で使えるかはちょっと疑問ですが。
※画像:Instagramより引用
https://www.instagram.com/p/Bl9tyhtAovN/
※ソース:
https://www.lexbyastride.com/
https://camp-fire.jp/projects/view/114631
(執筆者: 6PAC)
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