5月11日、NON STYLEの石田明さんと声優の石田彰さん、2人の“イシダアキラ”が夢のタッグを組んだ朗読劇『USHIROMUKI』の東京公演が行われ、本番前にゲネプロが公開されました。
本舞台は、女性はおろか、人とのコミュニケーションが何よりも苦手な、スーパーネガティブな男・新原実(にいばらまこと/演:石田彰)のもとに、ある一本の電話がかかってくるところから始まります。
電話の主は、実が一人ぼっちの自分を変えたくて申し込んだ婚活パーティーの主催者。押しに負けて会うことになった実は、会ってみてびっくり。なんとその婚活パーティーの主催者は自分と同じ「ニイバラマコト(新原誠/演:石田明)」という同姓同名だったのです……。
誠は実に、婚活パーティーで自分と入れ替わって囮になってほしいと半ば強引に依頼。会社を脅かす脅迫者を捕まえるため、協力してほしいと話します。気が弱く断れない実は、ぶっつけ本番で船上パーティーに社長・新原誠として参加することに。果たして入れ替わり作戦は成功するのか?
これまでネガティブな男性を演じることの多かった石田明さんが、イケイケの社長役。『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの渚カヲルや『昭和元禄落語心中』の有楽亭八雲など、ミステリアスだったり凛々しい男性に声を当てることの多い石田彰さんが気弱な実役を演じるということで、これまでのイメージとは真逆の新鮮な2人の姿が印象的です。
本作には映画『翔んで埼玉』などに出演する女優の宮澤竹美さんも出演。彼女が加わることで、誠と実の潜入作戦が、まさかの展開に……。
初演終了後、石田明さんは、2人が脚本段階から参加したというオリジナル朗読劇について、「最初に言ったのは、なぜ2人の“イシダアキラ”でやるんだっていう、意味というか、ただ名前が一緒なだけで、ただの物語をしても……っていうのはあったので、その意味を何回も考えたんじゃないかなって思います」と、Wイシダならではの舞台を目指したことを説明。
一方の石田彰さんは、石田明さんのアドリブが多いことに触れ、「(本番では)稽古よりも強めに入っていましたね。なんか、本気出してきたって感じで」と、舞台ならではのライブ感に新鮮味を感じていることを明かしました。
12日まで東京公演が行なわれたWイシダ朗読劇『USHIROMUKI』は、18日より大阪公演が控えています。
Wイシダ朗読劇『USHIROMUKI』大阪公演(全3回)
5月18日(土)開場17:30/開演18:00
5月19日(日)
<1回目>開場12:30/開演13:00
<2回目>開場16:30/開演17:00
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央区大阪城3番6号)
チケット:前売6500円/当日7000円
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