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キューブリックが「最も恐ろしい映画」と評する『ザ・バニシング -消失-』 30年越しの日本公開決定[ホラー通信]



日本未公開のサイコロジカル・サスペンス『ザ・バニシング -消失-』が、30年の時を経て日本での劇場初公開決定。


1988年に各国の映画祭で話題となった本作は、スタンリー・キューブリック監督が3回鑑賞し、「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」と絶賛している。



登場するのは二人の男。ある日突然消えた恋人サスキアを捜して、執念と亡霊に取り憑かれたかのように精神を追い詰められていく男・レックスと、自分の異常性と正常性を立証したいという欲求から、ある歪んだ「実験」に手を染める男・レイモン


この二人が対峙するとき、物語は底なしの絶望的なクライマックスへと転落していく。過剰な演出を排除し、静かに迫りくる異様な恐怖の正体に、観る者は恐ろしくも魅了されるという。


本作のジョルジュ・シュルイツァー監督は、93年に監督自身の手により『失踪』のタイトルで本作をハリウッドリメイク。リメイク版にはジェフ・ブリッジズ、キーファー・サザーランド、サンドラ・ブロックが出演していた。



今回の日本公開にあたり、レックスが失踪したサスキアを探すために街中に貼った“サスキア捜索ポスター”のB4サイズのレプリカが数量限定で前売り券の特典として付属される。映画に登場するアイテムを特典につけるなんて、オタク心を分かってるなぁ。


作品概要


『ザ・バニシング -消失-』

2019年4月12日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

提供:キングレコード   

配給:アンプラグド


<ストーリー>

7月、オランダからフランスへと車で小旅行に出掛けていたレックスとサスキア。立ち寄ったドライブインで、サスキアは忽然と姿を消してしまう。必死に彼女を捜すも手掛かりは得られず、3年の歳月が経過。依然として捜索を続けるレックスの元へ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始め…。


監督:ジョルジュ・シュルイツァー『ダーク・ブラッド』『マイセン幻影』  

製作:ジョルジュ・シュルイツァー、アンヌ・ロルドン

原作:ティム・クラッベ  

脚本:ジョルジュ・シュルイツァー  ◆撮影:トニ・クーン  ◆音楽:ヘンニ・ヴリエンテン

出演: ベルナール・ピエール・ドナデュー、ジーン・ベルヴォーツ、ヨハンナ・テア・ステーゲ、グウェン・エックハウス

1988年/オランダ=フランス合作/106分/カラー/ヨーロピアンビスタ/原題:SPOORLOOS




(C) 1988, Argos Film, Golden Egg, Ingrid Productions, MGS Film, Movie Visions. All rights reserved.  


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