人気店だし巻き卵の作り方
1月15日(月)放送の『新説! 所JAPAN』(フジテレビ系)で京都の名店『さいき家』のだし巻き卵レシピが紹介され話題を呼んでいる。
同日のテーマの一つは「卵の新常識」。日本の卵消費量は、メキシコに次いでなんと世界2位。そんな日本の卵料理の一つとして紹介されたのは『さいき家』の「冷めても美味しい、ふんわりだし巻き卵」。驚くべきは「他の追随を許さない柔らかさ」「卵料理の最高峰」とも呼ばれる看板商品のレシピと作り方を、シェフ自らが解説した点だ。
そのレシピはこちら。
・たまご3個
・だし汁 100㏄
・片栗粉 小さじ1
・しょう油 小さじ1
店主の才木昇さんによると、冷めてもフワフワのポイントは“でんぷん”にあるのだという。冷めてもだしが流れ出しにくくなるため、柔らかさがキープできるという事らしい。たまごはごく一般的なものを用いている。
「ご家庭で美味しいものを作っていただけたら嬉しいです」といとも簡単に作り方を紹介する店主だが……そのテクニックが半端なかった。
火加減は常に強火。素早く返し、卵液を追加するのは1回だけ。
しかもこのレシピで作るだし巻き卵はあまりの柔らかさゆえ「箸で卵焼きを回そうとすると絶対破れる」「箸は補助してあげるだけ」という熟練のテクニックが必要なのだ。
スタジオの所さんも思わず「こんなことできないよね」ともらした。
実際に作ってみたらやっぱり難しい! けどめちゃめちゃ美味!
このレシピを参考に、編集部でも実際に作ってみた。
しかし、出来上がっただし巻き卵の見た目は、本家に遠く及ばないもの。番組でも紹介していた通り、異常に柔らかい上に火加減、タイミングも激ムズなのだ。
1回目は大失敗したため菜箸で返すのはあきらめ、2回目にフライ返しで苦労しながら返してなんとか完成。
見た目は非常に悪いものの、実際に食すると確かに柔らかい。
冷めても美味しいのかを検証すべく、冬のベランダに放置して試食してみた。
すると……想像していたよりもはるかに柔らかいだし巻き卵がそこにあった。口の中にだしの旨味があふれ出す、シンプルながら卵の美味しさを感じられる出来栄えだ。
作るには少々コツがいるものの、かなり美味しいだし巻き卵が出来ることは間違いなさそうだ。
※一部画像は公式ホームページからスクリーンショットを引用
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