![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/01__DSC_1500.jpg)
「ラーメンの写真を上げすぎたインスタは、茶色すぎて映えなぁぁいっっ!!」
「肉も揚げ物も茶色すぎて映えなぁぁぁぁいっ!!」
「でも華やかな色の食べ物を上げれば……世界は変わる……」(ハズキルーペのCM風に)
1枚1枚はインスタ映えする料理の写真も、同じような写真を投稿しすぎると茶色の写真ばかりになり、サムネイルがまったく魅力的に見えなくなってしまうのです。僕のインスタグラムもまさにそう。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/02-1.jpg)
やはり全体的に茶色系の色に染まっているうえに、時折おじさんの写真もまぎれ込んできて魅力のかけらもありません。1枚だけきれいな山の写真も入っているのですが、逆に違和感さえ生じてしまっています。これはよくない。本当によくない……! せっかくインスタをやってるなら、やっぱりもっとサムネイルも映えさせたいぞ……!!
虹色のカップ焼きそば『焼きそばレインボー』を作ってみた
サムネイルを映えさせるには茶色ではなく色鮮やかな食べ物を上げてカラフルな状態にすればいいはず。そこで今回はネットで魅力的な商品を購入してみました。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/03_DSC_1271.jpg)
その商品はこちら。全8色の食用色素です。これを使えば簡単にカラフルな食べ物を作ることができます。
しかし食用色素の色をきれいに出すためには、ベースとなる食べ物のチョイスも重要。もともとの色が濃い商品では食用色素の色がきれいに出ないからです。そこで今回選んだのはコレ。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/04_DSC_1269.jpg)
塩味のカップ焼きそばです。塩味ならソースの色がほとんどないので、きっときれいに食用色素の色に染まるはず。それでは早速作ってみることにしましょう。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/05_DSC_1297.jpg)
まずはカップ焼きそばに熱湯を注ぎ……(『相棒』の紅茶の注ぎ方を意識しつつ)
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/06_DSC_1323.jpg)
湯切りをして……
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/07_DSC_1328.jpg)
ソースを入れて通常通りの手順で塩カップ焼きそばを完成させます。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/08_DSC_1345.jpg)
ご覧のとおり、混ぜてもソースの色はほとんど出ず、ほぼ麺の色そのままです。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/09_DSC_1311.jpg)
そこに食用色素を投入して手早く混ぜると……
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/10_DSC_1395.jpg)
はいできた!! すげええええええっ……!! 塩焼きそばなのにまるでバジリコパスタのように緑色の麺になってしまいました! もちろん食べても味は塩焼きそばのまま。それなのに茶色っぽさがなくなったので、きっとインスタに上げれば映えることでしょう!
この調子で残った7種類の食用色素も使ってみることにします。
赤色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/11_DSC_1411.jpg)
赤色は麺全体がまるで紅しょうがのような色に仕上がりました。麺の上から紅しょうがを大量にかけるときっとこんなビジュアルになることでしょう。
茶色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/12_DSC_1402.jpg)
茶色は混ぜてみるとやっぱりただのソース焼きそばっぽくなりました。しかし味は塩焼きそば。食べたら脳みそがパニックを起こしそうです。
青色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/13_DSC_1434.jpg)
青色は食欲減退食といいますが、なんとも珍しく毒々しい色の塩焼きそばになってしまいました。特に色が濃く出ている部分の青色の鮮やかさといったらヤバいです。こんな色の食べ物、ほかに見たことがありません。
黒色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/14_DSC_1442.jpg)
まるでイカスミパスタのような仕上がりとなった黒色の焼きそば。これはイカスミパスタだと思い込みながら食べたら、やはり脳みそがダマされそうな気がします。
黄色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/15_DSC_1460.jpg)
黄色はカップヌードルカレー味を彷彿とさせる、黄色く鮮やかな麺に仕上がりました。カレーの香りがしてきそうな色をしているのに、食べてみるとカレー要素はゼロ。不思議なものです。
紫色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/16_DSC_1473.jpg)
紫色は麺の色がほんのりと見えていることもあり、色合いが赤キャベツとそっくりな感じになりました。見事な紫色をしているのでこれも塩味だとはまったく想像がつきません。
ピンク色の塩焼きそば
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/17_DSC_1480.jpg)
たらこスパゲティや明太子スパゲティを彷彿とさせるピンク色の塩焼きそば。それらよりも鮮やかなピンク色をしているので、かなりインスタで映える感じになるのでは……?
9色の塩焼きそばをインスタグラムに投稿してみた
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/18_DSC_1518.jpg)
こうして完成した9種類(食用色素を入れた8個+プレーン1個)の塩焼きそば。すぐに1枚ずつ写真を撮影し、『Instagram』に投稿。サムネイルを見てみましょう。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/19_S__69861378.jpg)
あ ざ や か … なのかな?
9色の塩焼きそばが並んでいるけど、麺が少しずつ見えているせいか、やっぱりほんのりと茶色いような……?
まあでも、これまでよりは格段に色鮮やかになってるしインスタ映えしてるぞ!
『焼きそばレインボー』いいね数ランキング
ちなみにこれらの写真が集めた「いいね!」の数で順位をつけてみるとこんな感じになりました。
1位 緑 206いいね
2位 プレーン 143いいね
3位 青 139いいね
4位 茶色 137いいね
5位 紫 134いいね
6位 ピンク 128いいね
7位 黒 124いいね
8位 赤 123いいね
9位 黄色 122いいね※投稿から24時間経過時点で集計
ぶっちぎりで「いいね!」を集めたのは緑色の塩焼きそばで、食用色素を入れていないプレーンが2位になってしまいました。緑以外は単体で見るとマズそうになったということでしょうか……。なんとも悲しい結果です。
もちろん何色を食べても味は一緒
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/20_DSC_1532.jpg)
もちろん作った9人前の『焼きそばレインボー』はきれいに食べ終えるまでがお仕事。まずは自分で食べられるだけモリモリといただきます。それにしても見た目は全然違うのにどれを食べても同じ味という違和感がすごい!
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/21_DSC_1558.jpg)
せっかく9色もあるので1枚の皿に盛り付けてみると……
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/22_DSC_1564.jpg)
これまたいい具合にインスタ映えしそうな感じに。写真1枚で考えればこの盛り付け方が正解なのかもしれませんね。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/24_DSC_1595.jpg)
グチャグチャに混ぜてもみましたが、こんがらがってるケーブルみたいになってしまいました。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/23_DSC_1589.jpg)
とにもかくにも、いつもよりも楽しく塩焼きそばを食べることができたのはよかったです。今回使用した食用色素はすべて自然のものから作られていたので体にも悪くないのがまた素晴らしい。『Instagram』をはじめSNSの写真が茶色い料理ばかりになっていた方は食用色素をひと振りしてみてはいかがでしょう。いつもの食べ物がカラフルになれば……世界は変わる……!!
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2019/01/25_DSC_1581.jpg)
※最後はスタッフにすべて美味しくいただいてもらいました。
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