12月28日(金)に公開となる映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』。幼少の頃から筋ジストロフィーという難病を患い、体で動かせるのは首と手だけ。他人の介助なしには生きていけないにも関わらず、病院を飛び出し、自ら多くのボランティアを集めて自立生活を送っていた鹿野靖明さんという実在の人物を描いた、笑えて泣ける実話です。
ボランティアにはわがまま放題、ずうずうしくておしゃべりでほれっぽく、夜中に突然「バナナが食べたい」と言い出すなど、自由すぎる鹿野さんを演じたのは、彼と同じ北海道出身の大泉洋さん。過酷な減量に挑み、徹底した役作りで実在の人物に挑んでいます。
今回ガジェット通信では、大泉洋さんが劇中で使用した車椅子に乗って、映画のタイトルに基づき、人気の「バナナジュース」店に行ってみました。なんと、この車椅子は実際に鹿野さんが使っていた90年代当時の物を再現した、スタッフ渾身の力作!
再現された車椅子。電動式で介助の人がいなくても自走することが出来ます。ずっと座っているとお尻がいたくなってしまう為、布のクッションが置かれています。
今回、乗車体験をするオサダ記者。
車椅子の操作自体にはすぐ慣れたオサダ記者ですが、普段と違う目線の低さや人とすれ違う瞬間の緊張感に四苦八苦。
狭い道や段差は傍で見ていても本当に大変そうでした。体験の様子は動画でぜひご覧ください。
【動画】『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』劇中車椅子に乗って「バナナジュース」専門店に行ってみた
https://www.youtube.com/watch?v=J6IJLPCRtZA [リンク]
訪れたのは、東銀座のバナナジュース専門店「バナナジュース (BANANA JUICE)」さん。「バナナが完熟しないと店を開けない」という徹底したこだわりと美味しさで連日多くの人がお店を訪れています。
プレーンなバナナジュース以外にもいろんな種類が! あと、安くないですか?! 筆者も実際にいただいたのですが、フルーティであまーい完熟バナナがたっぷり使われたジュースは絶品で、この価格はすごいなと思いました。
オーダーすると1杯、1杯ジューサーにかけてくれます。
ずらり並んだバナナジュース! プレーンなものに、チョコレート、きなこ。この美味しさだったら鹿野さんもきっと大満足してくれたでしょう。
乗車体験を終えたオサダ記者は「想像していたのと全く違う体験。目線が低いのと段差が怖いというのがとにかく印象的でした!」と感想コメント。苦労が多い日々の中で自分の気持ちに忠実に、素直に生きてきた鹿野さんは本当に強くてあきらめない人だったにちがいありません。映画の中では、彼の生きた証と周りの人々との心のふれあいがたっぷり描かれているのでご注目を。
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
http://bananakayo.jp/
店舗協力:バナナジュース (BANANA JUICE)
https://twitter.com/banana5144 [リンク]
(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
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