政府が2020年・東京五輪の猛暑対策として時計を2時間早める夏時間(サマータイム)の検討に入ったと報じられ、ここ数日盛んに議論が行われている。
SNSでは「サマータイム」というワードが飛び交い、タイトルにその語句が入った楽曲が話題になったりしているようである。
参考記事:
「サマータイム導入は嫌いでも『Mr.サマータイム』のことは嫌いにならないでください!」 コーラスグループのサーカスがツイート
https://getnews.jp/archives/2068124[リンク]
そんな中、8月10日に立命館大学情報理工学部・上原哲太郎教授が公開した「サマータイム実施は不可能である」というスライドが話題となっている。
サマータイム実施は不可能である
https://www.slideshare.net/tetsutalow/ss-109290879[リンク]
『SlideShare』にて公開されたこちら、結論から言えば「2020年までのサマータイムを社会的な大混乱なく実施することは不可能」というもの。情報システムの混乱やサイバーテロの可能性などについて11枚のスライドで説明を行っている。今後、電波時計やGPS時計、テレビやHDDレコーダ、カーナビやETC、戸籍情報システムの破綻例などについて追記予定とのことである。
一方で、それとは反対に同日『MAG2NEWS』に掲載された
「サマータイム導入はコンピュータシステム的に難あり」は本当か
https://www.mag2.com/p/news/367461[リンク]
という記事も話題になっている。
ITジャーナリストの宮脇睦さんによるもので、こちらは
さて、サマータイムの導入の議論は、繰り返し現れては消えておりますが、その度に「懸念」されるのが、コンピュータシステムについてです。
果たして対応できるのか、社会は混乱しないか。
ハッキリ言って「アホ」と申し上げます。なぜか? だって私がプログラマーとして社会人になった平成元年から、ずっと議論されていたことだからです。
結論からいえば「大丈夫」。コンピュータシステムを知っていれば、さほど大騒ぎする事ではありません。
とのことである。読者の皆さんはどうお考えになるだろうか。
※画像は『SlideShare』より
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』