7月8日放送の『笑点』は、慢性閉塞性肺疾患で逝去された桂歌丸師匠を偲ぶ、追悼大喜利が行われた。
この日の「歌丸師匠ありがとう大喜利」は、歌丸師匠が喜びそうな答えであれば座布団を獲得、怒りそうな答えは座布団を没収されてしまうというもの。この説明を聞いて、これまで散々歌丸師匠に毒づいてきた6代目 三遊亭 円楽師匠が「俺、貰えそうもねえな(笑)」と一言。
笑点メンバーは、それぞれ歌丸師匠との思い出を交えながらも、楽しい雰囲気の大喜利で会場を笑い声で満たしていった。
途中、「遺言に、次の(笑点の)司会は円楽と書いてくださいましたか?」という円楽師匠の答えから、現司会者の春風亭昇太師匠とのバトルが勃発。「歌丸師匠、天国に行く前にあいつ(円楽)なんとかしてください」(昇太師匠)、「歌丸師匠、つまらない答えでもフォローして笑いにもっていってくれてありがとうございました。昇太にはそれが出来ないんですよ!」(円楽)など、2人のバトルで会場を沸かせる場面も。
そしてラストに手を挙げた円楽師匠。「歌丸師匠、私の悪口を優しく受け止めてくれて、罵詈雑言にも耐えていただいてありがとうございました。最後に一言言わせてください。じじい!早すぎるんだよ!!」と声を張り上げると、眉間にシワを寄せ、唇をかみしめて涙をこらえた。
最後の円楽師匠の愛を感じる罵倒にSNSでは、
・こんなカッコいいリスペクトの仕方ってある?
・「じじい、早すぎるんだよ!」に泣き笑い
・歌丸師匠への想いが現れた素晴らしい、素敵な「罵詈雑言」でした。
・最大級の愛情表現
・円楽の歌丸弄り二度と見られないと思うとなんか寂しい
・円楽さんの本心が詰まってるのを感じて、号泣してしまった…。
・笑点らしい最後で良かった。
・感動しかありませんでした。涙が一気に流れた!
と、この一言に思わず涙腺を刺激された視聴者が続出した。
※画像は『笑点 放送50周年特別記念展』のもの。
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