現在ロシアワールドカップが開催中ですが、警告がどんな基準で出されるのか、わからないまま観戦しているサッカーに疎い人も多い様子。
ある『Twitter』ユーザーが、母のこんな素朴な疑問をツイート。
「あんなにイエローカード出て足りなくならないのか」とか母が言うんだけど、別に選手にそのたびあげたりしてないから。
—大場圭 (@yagihexe) 2018年6月21日
「あんなにイエローカード出て足りなくならないのか」とか母が言うんだけど、別に選手にそのたびあげたりしてないから。
例えば2018年6月21日夜のクロアチア対アルゼンチン戦(3-0)では、計7枚のイエローが乱舞。もしカードを選手に渡していたとするならば、主審が10枚以上は持っていなければならないことになりそう。
このツイートには「ポケットから落としていたら大変なことに」という反応や「足りなくなったらボールボーイが駆け寄って補充する」「4枚集めると有給がもらえるのかな?」「レッドカードはイエローカードと引き換えに渡す」といったジョークも寄せられていました。
一方で、「貰えないの?」といった声も複数上がっており、別のユーザーは次のようにツイート。
うちの嫁も初めて荒れた試合をスタジアムで見て「そんなにイエロー出したらなくなるやろ!」ってブチ切れて周りが唖然としてましたわ
—mitsuo (@mitsuo_cerezo08) 2018年6月22日
うちの嫁も初めて荒れた試合をスタジアムで見て「そんなにイエロー出したらなくなるやろ!」ってブチ切れて周りが唖然としてましたわ
「子どものころは配っていると思っていた」「同じこと言っている人がいて嬉しい」という声が上がっていたイエローカード。イエローよりもレッド(退場)の方がレア……とはならないのが選手からしてみれば厳しい世界。とはいえ、ワールドカップを機会に普段サッカーを観戦していなかった人が興味を持つきっかけになるのは確かなのではないでしょうか。
ちなみに、サッカーのサポーターなら周知の通りのことですが、警告はサッカー競技規則の第12条「ファウルと不正行為」で規定されており、プレイヤーの場合は次の7項目が反則とされています。
・プレーの再開を遅らせる。
・言葉または行動により異議を示す。
・主審の承認を得ず、フィールドに入ったり、復帰したり、意図的にフィールドから離れる。
・コーナーキック、フリーキック、またはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
・繰り返し競技規則に違反する(“繰り返し”の定義に明確な回数や違反のパターンはない)。
・反スポーツ的行為を犯す。
また、プレーをしている選手だけでなく、ベンチにいても出される場合があります。
・プレーの再開を遅らせる。
・言葉または行動による異議を示す。
・主審の承認を得ず、フィールドに入る、または、復帰する。
・反スポーツ的行為を犯す。
「反スポーツ的行為」として挙げられているのは、「負傷を装う」「ファウルをされたふりをする」「直接フリーキックとなる反則を無謀に行う」のほか、「相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害するファウルをする」といったことも含まれていて、2018年日本対コロンビア戦でサンチェス選手がハンドをして一発退場になったのもこれにあたります。
また、得点を上げた選手が「周囲のフェンスによじ登る」「相手の感情を刺激する」「マスクを被る」「シャツを脱いだり頭に被る」ことも警告の対象になるとあります。
こういった面を理解して観戦すると、より試合が楽しめるのではないでしょうか。
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』