日本の平均年間総実労働時間は2015年の時点で1719時間。諸外国と比べても依然として長い労働が常態化していることが見て取れます。
ある『Twitter』ユーザーが2018年2月の時点で13時間残業をしていて、「労働基準局立ち入ってくれんかな」とツイート。
普通に13時間残業きついし、眠いし、眠いし、眠いし、きつい
労働基準局立ち入ってくれんかな
—りょーすけ (@VabEj20) 2018年2月26日
普通に13時間残業きついし、眠いし、眠いし、眠いし、きつい
労働基準局立ち入ってくれんかな
その後、本当に労基局が入り、その翌月の給与明細をアップしています。
労働基準局が入った企業の翌月の給料です。
2ヶ月分の未払残業代が支払われました。ご精査ください… pic.twitter.com/X2ZXAegrMO—りょーすけ (@VabEj20) 2018年5月28日
労働基準局が入った企業の翌月の給料です。
2ヶ月分の未払残業代が支払われました。ご精査ください
ツイート主によると、入社3年目の二十歳で月の残業120~170時間ながら、残業代は40時間のみの支払いで打ち切られる契約だったとのこと。さらに身体を壊して明細の月は「肺炎で病欠して5日しか働いていない」といいます。
一連の流れには、「労基が動くということは相当酷かったのだろう」という声が上がり、約34万円の支給に「残業代が月給レベル」「会社を変えた方がいい」と驚く人も多数見られました。さらには、社会保険料が多額になるのでは、という指摘も。
労基署が入った時は220万円支給されましたが、1/3以上は修正社会保険料、住民税、所得税で消えた思い出 https://t.co/fQ7dYoH6sg
—Bleu❄️6/9,10 3rdWST埼玉 (@drei3sieg) 2018年5月30日
労基署が入った時は220万円支給されましたが、1/3以上は修正社会保険料、住民税、所得税で消えた思い出
また、政府が推進している働き方改革で何らかの施策が必要だという意見もありました。
働き方改革法案に
労働基準局による抜き打ちでの監査並びに指導等を行うようにする
と一文付け足せば
だいぶ改善されるのではないだろうか—でぃーど(なろう勢?) (@deedlit_) 2018年5月30日
働き方改革法案に
労働基準局による抜き打ちでの監査並びに指導等を行うようにする
と一文付け足せば
だいぶ改善されるのではないだろうか
ガジェット通信では、以前に潜入した企業に労基からの訪問があるまでの一部始終をレポートしたことがありました。
ブラック企業で働いていたら労働基準監督署のガサ入れにあった
http://getnews.jp/archives/404438 [リンク]
「みんな労基行こう!」といった声が多数あった一方で、「自分がいた会社は労基もお手上げなくらいの常習犯だった」といった報告も上がっていた長時間労働の実態。そういう会社から早く退職するのが身体を壊さずに済む一番の方法でしょうが、その前に残業分を取り返すために労基署に一報を入れることを検討してみるのもアリなのではないでしょうか。
※画像は『足成』より
http://www.ashinari.com/2016/12/19-394636.php [リンク]
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