5月12日から13日にかけて京都・みやこめっせで開催されたインディーゲームの祭典『BitSummit Volume 6(ビットサミット ボリューム シックス)』。会場ではインディーゲームシーンの成長を受けて、インディーゲームを専門に扱うパブリッシャーの存在感が大きくなっていることを実感しました。特に注目を集めていたのが、PCゲームのパブリッシャーとして始まり、海外向けの『Steam』での展開、『Kickstarter』プロジェクトの成功、コンシューマー機へのパブリッシングと実績を上げてきた『PLAYISM』。7周年を記念したプロジェクトの発表と展示について、『PLAYISM』の水谷俊次氏に解説していただきました。
Switch版『ケロブラスター』
『洞窟物語』で知られる開発室Pixelの『ケロブラスター』は、2013年の第1回『BitSummit』でサプライズ発表された作品。iPhone版、PC版、PlayStation 4版がリリースされていますが、今夏リリース予定のNintendo Switch版が出展されました。「Switch版として特典があるわけではないですが、非常に遊びやすくなっています」(水谷氏)。
【PLAYISM】ケロブラスター トレーラー 日本語 by 開発室 Pixel(YouTube)
https://youtu.be/BwCiB19S9uw
「自分が作りたいゲームを作ろう」 日本のインディーズゲームを世界へ発信するイベント『BitSummit』レポート
http://getnews.jp/archives/298243[リンク]
PS Vita版『NightCry』
名作ホラーゲーム『クロックタワー』のディレクター・河野一二三氏による『クロックタワー』の“精神的続編”として、『Kickstarter』プロジェクトを成功させた後、2016年にPC版が配信された『Nightcry』が、PS Vita版で2018年に発売されます。「もともとはVitaとスマホ向けに出す予定だったのですが、ついにVita版で出します。コントローラーで操作できるので遊びやすくなっています」(水谷氏)。
サム・ライミも絶賛 『クロックタワー』の精神的続編となるインディーゲーム『NightCry』PC版が3月29日に発売決定
http://getnews.jp/archives/1432795[リンク]
会場ブースには、ゲーム中に登場する不死身の怪物“シザーウォーカー”のフィギュアも展示。「Vita版に合わせて出す予定だったので、こちらもついに出ます」(水谷氏)。
インディーホラーゲーム『NightCry』の“シザーウォーカー”がフィギュア化決定 コミコンで先行展示を開始
http://getnews.jp/archives/1839659[リンク]
NightCry First Teaser(YouTube)
https://youtu.be/QdrdMAGVAMY
『Will -素晴らしき世界-』
中国のデベロッパー、WMY Studioの作品を日本語にローカライズして5月末にSteam/PLAISMで配信。「手紙の順序を入れ替えて登場人物の運命を変えていくビジュアルノベルで、『街 ~運命の交差点~』や『428 ~封鎖された渋谷で~』の影響を受けた作品です」(水谷氏)。
Will -素晴らしき世界- 日本語版PV(YouTube)
https://youtu.be/ia3pNT2BVHQ
『殺戮の天使』
フリーゲームからノベライズ、コミカライズを経て7月にはアニメ化されるメディアミックス作品のSwitch版を今夏に発売。「RPGツクール作品をUnityに移植しました。ツクール作品にはインディースピリッツのある作品が多いなと感じています」(水谷氏)。
『箱庭えくすぷろーらもあ』
クオータービュー視点のドット絵で表現されるアクションRPGをSteam/PLAYISMで近日配信。「フリーウェアのプログラミングツールHSPのコンテスト入賞作品です。いずれコンシューマ機でも出したいですね」(水谷氏)。
『LA-MULANA 2』
『Kickstarter』プロジェクト開始から4年、日本のインディーゲームシーンを代表する作品がついに完成。今夏にSteam/PLAYISMで配信されます。「『LA-MULANA』はSteamへの配信、Kickstarterへの展開と『PLAYISM』にとって転機となってきた作品です。『LA-MULANA 2』もまた何かの転機になるとよいなと考えています」(水谷氏)。
『LA-MULANA 2』開発を手掛けるゲーム制作集団NIGOROの楢村匠氏へのインタビューは別記事でお届けします。
PLAYISM
http://playism.jp/
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