2017年のネットを席巻した「頭の悪い人」。元ネタはみるこんさん(@micorun)が描いた「頭の良い人と悪い人の物の見方の違い」というマンガ。
頭の良い人と悪い人の物の見方の違い pic.twitter.com/veezNfo7HO
—micorunみんなのみこるん (@micorun) 2017年5月27日
このマンガから、別のユーザーが次のような二次創作が出たことから、「頭の悪い人」のイラストが流行することになりました。
—2÷す (@niewals) 2017年5月30日
この「頭の悪い人」のキャッチーさから、『LINE』スタンプやグッズも発売されていますが、それについてみるこんさんが次のようにツイート。
*「あたまのわるいひと」の商品について*
写真の商品は全て無許可・無断で販売されているものです。
元ネタを投稿した身としてはかなり心苦しいのですが、キャラクターの権利は私には無いので、現状は黙って見過ごすことにします。 pic.twitter.com/ivXiVK70Oe—micorunみんなのみこるん (@micorun) 2018年2月4日
*「あたまのわるいひと」の商品について*
写真の商品は全て無許可・無断で販売されているものです。
元ネタを投稿した身としてはかなり心苦しいのですが、キャラクターの権利は私には無いので、現状は黙って見過ごすことにします。
このツイートには、「知らないで買ってしまった」という反応が続出しましたが、一方で「元ネタはそれでもばななの方はみんな別物として見てる」「キャラ自体を描いたのは別の人だから権利がないのでは」といった疑問の声も上がっており、「似たようなキャラは昔から欧米にあった」という指摘も見られました。
ほかにも「許可や権利とまでいかなくても、報告はするべきでは?」「権利どうのこうのの前に単純にムカつく」といった意見もありました。
この件に関して、あるユーザーは次のようにツイート。
みこるんさんは同一性保持権を主張し二次創作(一部を「あたまのわるいひと」に改変されたイラスト全体)を禁止することは可能。
今回商品化されたものは「元の著作物の表現が残存しない程度まで改変」された別個の著作物なので、同一性保持権の問題は生じないと思われる(パロディ事件の判例同旨) https://t.co/ms6s3WNoix
—らーく@シノアリス・QMA待機 (@lark1115caster) 2018年2月5日
みこるんさんは同一性保持権を主張し二次創作(一部を「あたまのわるいひと」に改変されたイラスト全体)を禁止することは可能。
今回商品化されたものは「元の著作物の表現が残存しない程度まで改変」された別個の著作物なので、同一性保持権の問題は生じないと思われる(パロディ事件の判例同旨)
ネット上から生まれた「頭の悪い人」。こういったもので商売をする際はグレーゾーンが多いので、買う側としても注意が必要だといえるのではないでしょうか。
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/micorun/status/960121657028259845 [リンク]
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