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DJIが折りたたむとスマホサイズになるコンパクトドローン『MAVIC AIR』を発表 ジェスチャー操作の進化と安全性の向上にも注目



DJIは1月25日、ドローン新製品『MAVIC AIR』の発表会を開催しました。折りたたみ可能な小型ドローン『MAVIC PRO』をさらに小型化、折りたたんだ状態ではスマートフォン程度のサイズにして持ち運べる製品。『MAVIC PRO』の飛行性能と安全性を向上させつつ、昨年発売したコンパクトドローン『SPARK』で採用された、ジェスチャー操作やプリセットされた演出で自動撮影できる機能を強化して搭載しているのが特徴です。


コンパクト設計で携帯性が向上



『MAVIC PRO』と比べて、たたんだ後のサイズは1/2に、重量は41%軽量化した430gに。



たたんだ状態では、DJI製品では最もコンパクトだった『SPARK』よりコンパクトなサイズになります。




タッチ&トライコーナーで実際に持ってみましたが、たたんだ状態は実にコンパクト。





展開するとがっしりした構造で羽根も大きく、安定した飛行が期待できます。前方には折り畳み式の脚があり、アンテナとしても機能します。



標準で送信機が付属するのですが、送信機のスティックを外して送信機本体に収納できるのがポイント。カバンやキャリングケースに入れて持ち運ぶ際、スティックが邪魔になりません。


ハイスペックな撮影性能



3軸ジンバルを備えるカメラは、静止画で1200万画素、動画では4K 30fpsの動画を最大100Mbpsで撮影可能。



1/2.3 CMOSイメージセンサーと、35mm判換算で24mm相当のF2.8レンズを搭載。




1080p/120fpsのスローモーション撮影やHDR撮影にも対応します。




パノラマ写真の撮影モードでは、水平、垂直方向、180°のパノラマに加えて、3200万画素の全天球パノラマ写真の作成にも対応。


地味にうれしい機能として、microSDカードスロットのほかに8GBの内蔵メモリーを搭載。本体に直接、写真や動画を保存でき、ファイルはUSB Type-Cポートから外部機器にエクスポートできます。


安全性も向上



安全性の向上も大きな特徴。本体には前方/後方/下方の3方向の障害物を検出できるデュアルビジョンセンサー、下方の赤外線検知システムを搭載します。



『FlightAutonomy 2.0』と呼ばれるこれらのセンサーシステムにより、周辺環境の3Dマップを作成、正確なホバリングと優れた飛行性能を実現しています。



さらに、Advanced Pilot Assistant System(APAS、高度操縦支援システム)が自動で障害物を回避する適切な飛行経路を計算。リアルタイムに障害物の回避が可能。


最大飛行時間は21分。最大風速10m/s、最大海抜5000mまで安定した飛行が可能とのこと。


インテリジェントフライト機能が進化


ジェスチャー操作やプリセットされた演出で自動撮影ができるインテリジェントフライトは、ドローン初心者でも簡単な操作で本格的な映像を撮影できる機能。



プリセットされた演出で自動撮影する『Quickshot』では、従来から利用できた“Dronie”“サークル”“螺旋”“ロケット”に加えて、“Asteroid(アステロイド)”“Boomerang(ブーメラン)”のモードを追加。




“Asteroid”では、被写体を撮りながら上昇し、上空で360°のパノラマ撮影をするモード。






“Boomerang”は、楕円状に上昇しながら被写体の周辺を周回、周りの風景を自動で撮影するモード。



被写体を自動で追尾する機能『Active Track』では、複数の被写体を同時に自動検知することが可能に。追尾精度も向上しています。



ジェスチャー操作機能は『SmartCapture』として体系化され、大幅に進化しています。送信機やスマートフォンアプリを使わずに、本体だけで写真や動画の撮影が可能。



発表会では『SmartCapture』が実演されました。着地した状態の本体に向かい合って手をかざすと一定の高さまで飛んでホバリング、手をかざして左右に動かすことで操作ができるほか、手をかざしていない状態で動き回ると自動で追尾して飛行します。カメラに向けた両手を広げると離れていき、狭めると手前に近づくという操作も可能。ピースサインを出すと静止画のシャッター、手でフレームを作ると動画の録画ボタンをそれぞれ操作できます。実際の動作は動画でご覧ください。


DJIのコンパクトドローン『MAVIC AIR』発表会のフライトデモ(YouTube)

https://youtu.be/XyCsIOTc64Q


1月28日に出荷開始



1月24日から予約受付を開始しており、予約販売品の出荷開始は1月28日。



販売価格は10万4000円(税込み)。機体、バッテリー、送信機、キャリーケース、プロペラガード、プロペラ(4組)が含まれます。



『MAVIC AIR Fly More コンボ』は12万9800円(税込み)。機体、バッテリー(3個)、送信機、トラベルバッグ、プロペラガード、プロペラ(6組)、バッテリー充電ハブなどが含まれます。



本体カラーはオニキスブラック、アークティックホワイト、フレイムレッドの3色をラインアップしています。


―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』
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