サワディークラッ! 12月8日から10日にかけてタイの人気リゾート“プーケット”で開催された国際マラソン・フェスティバル、その名も『Phukethon(プーケソン)2017』。期間中には国際陸上競技連盟公認のフルマラソン(42.195km)、ハーフマラソン(21.1km)、そしてミニマラソン(10km)などが開催されました。
今年が記念すべき初開催(毎年6月に開催されるラグーナ・プーケット国際マラソンとは別モノです)とあって、参加しておくと良い記念になるのでは? トレーニングなしでも出走できそうなプログラムはないかな? と探してみたらありました。フルやハーフの他にも5kmだけのやつ。隠れ家的なビーチを水着で走るらしい、なんて情報も小耳に挟みつつ、いざプーケットに行ってまいりました!
美しいビーチを走る“ジェリー・ビーチ・ラン”
筆者が参加した“ジェリー・ビーチ・ラン”は、プーケットの最南端に位置するナイハンビーチが舞台。いわゆる“ファン・ラン”と呼ばれる、ガチじゃないランニングイベントです。
夕方16時のスタートということで、透明度の高い海と美しい白浜、そして夕日のコントラストを堪能することができました。
さっそく会場でエントリーを済ませ、特製のウェアとゼッケン番号を受け取ります。あれ、水着で走る的な情報は? 「当初はそんなコンセプトもありましたね。服装は自由ですよ」とのこと。うーん、海外っぽい! ちなみに、参加料は500タイバーツです(日本円で1700円くらい)。
スタート前には、タイのアイドルグループSWEAT16!(スウェットシックスティーン)がビーチの清掃に参加。タイ国内でも注目のイベントのようです。
準備体操……というより、ほぼヒップホップダンスに近い激しめの運動で身体をほぐし、いざスタート地点へ。
あれ……、どこかで見たことがある筋肉隆々の後ろ姿。
品川庄司の庄司智春さんじゃないっすか!
実はこの『プーケソン』に吉本興業が参画しているとあって、数々の芸人を代表してイベントに参加したそうです。
この日は地元の人たちを中心に850人がジェリー・ビーチ・ランに参加。庄司さんはスタートから快調に走りだし、約25分という好タイムでゴールイン(腕のあたりが赤い理由は後述します)。
筆者はまったくもってついていけなかったので、ここからはマイペースでコースの模様をレポートします。
タイを感じながら走る5km
ビーチをスタートして隣接する公園の貯水池をぐるっと回る5kmのコース。『GoPro』で動画も撮影してきたのであわせてご覧ください。
プーケットの美しいビーチを走るマラソンに参加してきました(YouTube)
https://youtu.be/uV-F27AuvIk
運営の発表によると30人近くの日本人も参加していたそうですが、残念ながら見かけることはありませんでした。異国感を味わいながら走れるのも、このイベントの醍醐味かもしれません。
途中、横目には屋台が並ぶマーケットやタイっぽい建築物が。東京では「今シーズン一番の冷え込み」と報じられていた頃、プーケットの日中は30度を超える気温に。夕方で日が落ちかけていたとはいえ、かなりの暑さを感じながらのマラソンとなりました。
特に制限時間は設けられていないので、景色を楽しみながら歩いてもゴールできてしまうこのプログラム。それでも、やはり多少のトレーニングは必要ですね……。
ゴールしたランナーには記念のメダルが贈られました。かなりの達成感です。
タイの人気歌手インリー・シーヂュムポンやノーンチャチャチャの扮装でお馴染みの……超お馴染みの(!)タイ住みます芸人・あっぱれコイズミさんに話を聞いたところ、「今日は多くのランナーが集まっていますけど、普段のナイハンビーチはプーケットの中でも穴場的なスポットです。海がきれいで、景色も最高なのでオススメです!」とのこと。
プーケットといえばパトンビーチやカロンビーチなどが有名ですが、旅行で訪れる際は、落ち着いた雰囲気を楽しめる隠れ家的なナイハンビーチにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界中で大人気の“カラー・ファン・ラン”も開催
同日にはカラーパウダーを全身に浴びながら走る“カラー・ファン・ラン”も開催され、地元の人たちを中心に約1000人が参加しました。
赤・青・黄……色とりどりのパウダーで全身が染まっていくランナーたち。知らない人が目にしたら地元の奇祭と見間違えそうな光景です。参加者はみんなとびっきりの笑顔。
実はこちらのイベントにも参加し、5kmのコースを完走した庄司さん(時系列的にはカラー・ファン・ラン出走後にジェリー・ビーチ・ランを走りました)。
「気持ち良く、楽しく走れました。子どももいっぱい参加していたので、日本で開催される時は子どもたちと一緒に参加したいです」と感想を語った庄司さんでしたが、その後は「いくら洗い流しても“赤”がぜんぜん落ちない……」と嘆いていました。 サワディークラッ!
カラーランで体についた粉、どうやってとるの?
全然落ちない…—庄司智春 (@shojitomoharu) 2017年12月9日
『Phukethon(プーケソン)2017』日本語サイト:
http://www.phukethon.com/ja/[リンク]
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