「あなたもたまには家事やってよね」――夫が妻に言われて耳をふさぎたくなる言葉のひとつです。しかし、仕事や家事、育児に忙しい妻が切羽詰まって発した言葉というだけでなく、その裏側には夫婦だからこそ伝えたいホンネが隠れているのかもしれません。
11月2日(木)より『家事分担をJOBからJOYへプロジェクト』をスタートした台所用洗剤ブランド『JOY』は、家事の分担を題材にした動画『ふたりでわけあうもの』を公開。「たまには家事やってよね」と言われた、もしくは言った経験がある夫婦たちの胸にぐさりと刺さる内容となっています。
「家事やってよね」に込められたメッセージ
動画に登場するのは、松澤匠さんと桜井ユキさん演じる夫婦。結婚前はスーパーの袋を2人で手に持ち家路を歩き、2人でハマった海外ドラマは仲良く鑑賞。肉まんも半分、枕も半分、風邪を引く時も一緒と、モノでも体験でも何でも分け合ってきた2人。
しかし、暮らしを続けていくうちに抱えるものが多くなり、仕事や育児で手一杯に。心の余裕がなくなり、互いに言葉に出さない気持ちが増えていってしまいます。
ある日、妻の口から飛び出した「あなたもたまには家事やってよね」という言葉。気まずい空気が流れて、「わかったよ」と返す夫。お互い言いたくない言葉を交わし合った時に、ようやく思い出した“2人で分け合いたかったもの”とは……?
夫婦の家事分担をリアルに描きながら、「わけあいたいのは、わかりあいたいから。」というメッセージを感動的に伝えてくれる動画です。
ふたりでわけあうもの The things we share #いい夫婦の日にしよう(YouTube)
https://youtu.be/do3HWd9ETsk
家事分担=気持ちも分け合うこと
日本の家庭の6割以上が共働き世帯となり、家のことは女性、仕事は男性という価値観は変化しつつある昨今。しかし、『JOY』が実施したインタビューでは、「結局、家事は自分の仕事」「本当は協力してほしいのに、忙しい旦那さんに頼みにくい」と思う女性が多く、女性の負担の比重はまだまだ大きいことが分かったそう。
そこで、家事を分け合うのはもちろん、夫婦の気持ちも分け合うのが家事分担だと捉えて立ち上がったのが『家事分担をJOBからJOYへプロジェクト』です。
このプロジェクトや動画のメッセージに賛同する著名人や専門家も多く、コラムニスト・タレントの犬山紙子さんは、「うちは夫が家事を担当してくれていたのですが、子供が生まれたことをきっかけに、家事分担を考え直しました」と自身の経験を紹介。「動画の“言いたいことがいえない”“責めたいわけじゃない”というシーンがポイントで、“私がやった方が早い”などついついファスト思考で考えたり、男性も“忙しいから”“女性がやるもの”と思考停止になるのではなく、その環境でお互いのためにどうしていくかを考えることが大事」と、動画に共感するコメントを寄せています。
また、男性学専門の社会学者である田中俊之さんは、「男性の共感能力の低さをいかにして解決するかが、この手の家事分担問題のポイントだと思っています」と指摘。「妻に何か言われたら、すぐに反論せずに、まずは一拍置くこと、そして、自分に非があると思った場合は、言葉にしてきちんと伝えること、動画を通じて、この二点の大切さを男性に理解してもらいたいです」と、専門家の見地から語っています。
似たような経験がある方は、この動画が夫婦で気持ちを分け合うきっかけになるかもしれませんね。
『家事分担をJOBからJOYへプロジェクト』特設サイト:
http://m.myrepi.com/joy/jobtojoy/
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