2017年の春、一部ネット上で「5000兆円欲しい」という言葉が謎の流行。我が「ガジェット通信 ネット流行語大賞2017上半期」の上位ワードにランクインする事態となった。
ブームは落ち着いたものの、10月16日にとある『Twitter』ユーザーが
5000兆円欲しい。ただその一心でデザインしました。景気回復の起爆剤に! pic.twitter.com/uCZ9ZiTOXT
—olo (@_olo_) 2017年10月16日
5000兆円欲しい。ただその一心でデザインしました。景気回復の起爆剤に!
とツイート。「架空銀行券」なる「5000兆円札」の束が写っている画像をアップした。
なんとも日本のお札っぽい感じで鳥の肖像画があしらってあり、5000兆だけに0がひい、ふう、みい……たくさん記載してある。
架空のお札ながら、そのクオリティにネットユーザーは驚愕。翌17日15時の時点でおよそ2万件のリツイート、2万5千の「いいね!」を集めていた。
「ジンバブエ」「インフレ時のドイツ」
といったような返信の他、
「欲しい!」
という声が殺到していたようだ。
……と、よくよく見てみると、ツイート主はガジェット通信記者の架空紙幣作家でもあるoloさんじゃないですかッ!!
記者プロフィール
olo
架空紙幣作家。4歳の頃、聖徳太子の一万円札の美しさに心を奪われ、紙幣デザインフェチとなる。現在では架空紙幣創作のほか、架空新聞記事、架空広告、合成写真を用いた隣接世界訪問写真などを創作している。
http://getnews.jp/archives/author/olo[リンク]
架空紙幣オーダーサイト | ガジェット通信 GetNews
http://getnews.jp/kakushihei[リンク]
実際、我が編集部内でも「スゲー!」「欲しい!!」と大評判になったこちらの架空紙幣。本人にお話を伺ってみました。
――5000兆円札、すごい反響ですね! 今回、何故こちらの紙幣を作ろうとお考えになったんですか?
olo「ネット上で『5000兆円欲しい』という言葉が流行ったので、それが具現化したらどうなるか、というのを見てみたかったからです。でも『5000兆円』であって『5000兆円札』ではないんですよね」
――肖像画の鳥が話題になっているようですが、何故に鳥を?
olo「著作権フリーの素材集の中にあった、デザイン的に収まりがよくて可愛い動物を探した結果です。特に意味はありません」
――なるほど、ありがとうございました。ガジェット通信の読者に一言ありましたらお願いします。
olo「5兆円でいいからください!!」
ということで今回、大いに話題となった5000兆円札。これ1枚で日本の借金を5回分返せるというスグレモノのようです。その他、どんなことが可能かは、どうぞ下記を参考のほど……。
参考記事:ニコニコ大百科「5000兆円」
http://dic.nicovideo.jp/a/5000兆円[リンク]
※画像は『Twitter』より
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