株式会社マイナビが、2018年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生を対象とした『2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査』の結果を発表。アンケート回答者は4,672名(文系男子1,062名、文系女子1,864名、理系男子1,056名、理系女子690名)。正式内定は10月以降となるため、文中では「内々定」と表記。本年度の調査は今回が最後となる。
すべての月において内定率が前年を超える 理系の内定率が増加
2017年8月末時点の内々定率は82.7%と前月7月末と比較して3.8pt高くなり、前年同月比5.2pt増となった。本年の内々定率は、調査期間である2017年3月から8月の全ての月において前年を超え、売り手市場が反映された結果となった。
文理男女別で見ると、8月末の内々定率が最も高かったのは理系男子で89.6%(前年比5.7pt増)。一方、前年と比較して最も増加したのは理系女子87.5%(前年比8.8pt増)となったほか、理系の学部、院別では、理系院生の内々定率が94.5%(前年比3.6pt増)と非常に高い結果となった。
内定保有者80%が就職活動終了
内々定を保有している学生のうち、「就職活動を終了する」と答えた割合は82.9%(「内々定先に満足したので終了する / 終了している」と「内々定先に不満だが活動は終了する / 終了している」の合計)だった。一方で、「活動を継続する」学生は(「内々定先に不満なので続行する」と「内々定先に不満ではないが、 他の企業も見たいので続行する」の合計)は、男女ともに理系よりも文系の割合が高い。未内定者を含めた活動を継続する学生の割合は、回答者全体の30.1%(※1)だった。
※1:未内定者17.3%に、内々定を保有して活動を継続する学生12.8%を合算して算出。 内々定を保有して活動を継続する学生の割合は、内々定率82.7%に今後も活動を継続すると回答した学生の割合15.5%(内々定先に不満なので続行する:6.5%+内々定先に不満ではないが他の企業も見たいので続行する:9.0%)を掛けて算出している。
「2018年卒マイナビ大学生就職内定率調査」調査概要
【調査方法】 『マイナビ2018』の会員に対するWEBアンケート
【調査期間】 2017年8月24日(木)~8月31日(木)
【調査対象】 2018年3月卒業見込みの全国の大学4年生、 大学院2年生調査結果の詳細は「新卒採用サポネット」で公開している。
https://saponet.mynavi.jp/
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