※本記事で使用している画像はすべて『「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング』(インプレス)のものです。
人事異動などで「Web担当者やWebマーケターになったばかり」というみなさん。仕事には慣れてきましたか? 日頃から利用側として、スマホやPCでいろいろなサイトやサービスを使っていても、いざ運営側に回るとなると、不安なことがたくさん出てきますよね。
まだまだわからないことだらけ……という方! さまざまな企業のサイト制作でプロジェクトマネージャーを務めてきた山道正明さんの著書『「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング(できるビジネス)』には、Web担当者の先人たちが経験し、語り継いできた数々の悩みや困難=「あるある」が記されています。
表紙はこんな感じ。TwitterやInstagramで人気のお笑いピン芸人・おほしんたろうさんのマンガが目印です。表紙だけでなく、本文の「あるある」を紹介するマンガもたくさん掲載されています。どんな「あるある」が載っているのか、さっそく見てみましょう。
【あるある①】サイトの引き継ぎ資料がない。前任者に聞いても「記憶にない」
突然任されたサイトの引き継ぎ資料がない。実はこれ、かなりあると聞きます。Webに関わる人はキャリアアップのため転職することも多く、サイトの担当が変わることがよくあるのですが、十分な引き継ぎ資料を用意している時間なんて、なかなかありませんよね。
こうしたときに大切なのは、地道な情報集め。自分で確認事項のチェックリストを用意して、前任者が「これはあのフォルダーにある」「これはAさんが知ってる」と1個1個答えられるようにするといいでしょう。結局資料がもらえなかったから、何もわからない……とならないよう、なるべく多くの手がかりを集めておくことに力を注ぎます。
【あるある②】「何でもできます!」という制作会社に任せたら迷路のようなサイトに
サイト作りはWeb制作会社とタッグを組んで行うことが多いので、サイトの目的に合った制作会社を選ぶこと、そして、その制作会社に的確な依頼(発注)をすることはWeb担当者の重要な仕事です。
「御社の要望、何でも叶えます!」という言葉を真に受けて「じゃ、お任せしまーす」とばかりに丸投げしてしまうと、できあがったサイトが自分のイメージとまったく違う! なんてことがありがち。でも、そう依頼してしまったのなら文句は言えませんよね……。
そんなことにならないよう、まずはしっかり自社の要望を提示するのはもちろん、制作会社からの提案を注意深く吟味して、長くお付き合いできるビジネスパートナーとしての関係を築くことが大事なんですね。
ほかにも、こんなあるあるが紹介されていますよ!
【あるある③】「サイトをもっといい感じに!」と上司。それってつまり、どうすれば?
「全体的にいい感じに」と言われても……。もっと具体的に言ってほしいですよね。
【あるある④】いつか掲げた「目指せ1000万PV!」今はもう誰も口にしない
そんな目標、あったっけ?そもそも「目標の立て方」自体が間違っていませんか?
【あるある⑤】ビッグワードに広告予算を注ぎ込んだら2時間で消化した
リスティング広告、自分でやったら何の成果もなくコストだけかかった……なんてのもよくあること。
新任のWeb担当者なら、まだそこまでは経験していないという人も多いかもしれません。しかし、「あるある」で“学ぶ”とあるように、ありがちな悩みや困難を先回りして解決方法がわかるのが本書のいいところです。ぜひAmazonや書店でチェックしてみてください。
逆に「何度も経験したぜ……」という人は、自分のリアルな経験を後輩たちに伝えつつ、これからのWeb担当者ライフを実りあるものにしてくださいね!
『「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング(できるビジネス)』
著者:山道正明
マンガ:おほしんたろう
定価:本体1,480円+税
発売:2017年6月23日
ISBN978-4-295-00140-9《著者プロフィール》
山道正明(やまみち まさあき)
株式会社コンセント プロジェクトマネージャーシステム会社でプログラマー、エンジニアを経験後、2006年にシステムディレクターとして株式会社コンセントに入社。大手化粧品メーカーのバックエンドシステムリニューアルプロジェクトなど、主にシステム系案件に参画し、システムディレクション、制作ディレクションに従事。2010年からはプロジェクトマネージャーとして、大手調剤薬局のコーポレートサイトリニューアル、大手国内アパレルメーカーの業務用アプリ開発およびユーザーコミュニケーションサイト制作、大手出版社のデジタル教材開発、大手電機メーカーのBtoBサイト統合・戦略策定など、さまざまな業種業態の企業をクライアントとした、長期にわたる業務支援を行うプロジェクトに携わっている。企業のWeb担当者や制作会社のディレクター向けセミナーの講師も務める。
マンガ:おほしんたろう
ワタナベエンターテインメント所属のお笑いピン芸人。福岡を拠点に活動し、現在はイラストレーターとしても活躍。自身のTwitterやInstagramでイラストを掲載中。
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