夏である。それはすなわち、肉体の露出度が最も高くなる季節だ。
喜び勇んで海に出かけたとしても、肉体が弛んでいるのでは仕方がない。健康なボディーを獲得することは、リア充ライフを過ごすための第一歩。もちろん、それには運動が欠かせない。
というわけで今回も、国際的クラウドファンディングサービス『Indiegogo』からブヨブヨ肥え太った身体をキュッと引き締める素晴らしい製品をピックアップしていこう。
1.弓を引くムーブでランボーを目指す『Gorilla Bow』
『ランボー』という映画を知らない人はあまりいないはずだ。
この作品は、もともとはベトナム帰還兵のPTSD問題をクローズアップするものだった。それがいつの間にか、シルベスター・スタローンがたったひとりで数千人の敵兵を殺害するハチャメチャアクション映画になった。
そのランボーが使っていた弓矢、あれは見た目からして弦が重そうだ。何しろ、筋肉ムキムキのスライが全力で引いているのだから。
Indiegogoでの資金調達に成功した『Gorilla Bow』は、まさにそんな感じのトレーニング器具だ。
その構造は極めて単純。弓そのものである。ただし、弦はトレーニングチューブになっている。そのチューブをひたすら引っ張るというわけだ。その姿は、まさにランボー!
引っ張り方は多彩で、チューブを両足で踏んで弓を持ち上げるというやり方も。工夫次第で様々な部位を鍛えることが可能だ。
でもこれ、頑張れば自作できるんじゃないか? 弓の部分はその辺で切り取った竹を削ればいいし、トレーニングチューブはスポーツ用品店で手に入る。いや、チューブは自転車の古タイヤから取ってくればよろしい。Gorilla Bowの価格はIndiegogoでは119ドル(約1万3,500円)だが、上手くやれば費用ゼロで類似品が作れるかも……。
2.立ちながら腹筋背筋を鍛える『SpineGym』
腕や肩の筋肉も重要だが、一番気になるのはやはり腹筋。板チョコとまではいかなくとも、ビシッと引き締まった腹がどうしてもほしい。風船のように膨らんだ腹なんか、もうこりごりだ。
ところが、腹筋というのはじつは鍛えづらい部位。トランクカールと呼ばれる最もスタンダードな腹筋運動は、腰にダメージを与えやすい。
だったら、立ちながら腹筋を鍛えればいい。『SpineGym』の開発者は、恐らくそう考えたのだろう。
SpineGymは2本の支柱で構成されている。使用者はこの支柱に挟まれた形になるのだが、使い方は身体を前後にゆっくり傾けるだけ。支柱がバネの役割を果たし、その力で筋肉を鍛えることができるという寸法だ。その上、SpineGymは背筋運動にも対応しているから、前と後ろを鍛えて猫背を改善させるという使い方も。
1日4、5分のフィットネスで効果が現れるという。
気になるお値段は、Indiegogoのページ内では198ドル(約2万2,500円)。
3.コロコロ車輪で効果的なピラティス『Pilates Wheel』
最後はこの製品。ピラティスをより効果的にする『Pilates Wheel』である。
ピラティスは、非常に合理的なフィットネスだ。見た目には分からないが運動に必要なインナーマッスルを鍛えるのが目的だから、プロアスリートもピラティスを取り入れている。
Pilates Wheelは両側に車輪がついていて、それを活かした各種トレーニングでしなやかな身体を手に入れようというものだ。車輪をコロコロ転がして腹筋運動、コロコロ転がして下半身トレーニング、コロコロ転がして腕立て伏せ……。車輪って万能じゃん!
これさえあれば、体感の運動は問題なさそうである。価格は179ドル(約2万円)から。ただし、これはあくまでもIndiegogoでの数量限定価格であることにご注意。
以上、「見るも無残なブヨブヨの肉体を改造する器具3点」をご紹介した。
身体というものは正直だ。少し気を抜くと、腹回りに脂肪がついてしまう。だから日々のトレーニングが欠かせない。もう一度書くけど、健康ボディーはリア充ライフの第一歩ですよ!
というわけで、皆さんも今日からレッツエクササイズ!
【画像・動画】
Gorilla Bow Home Gym: Mobile Fitness Revolution-Indiegogo[リンク]
SpineGym –Strong Back and Abs for life-Indiegogo[リンク]
Pilates Wheel 2.0 –Machine Pilates Made Portable-Indiegogo[リンク]
Mobile Fitness Revolution: Gorilla Bow Resistance Workout-YouTube[リンク]
SpineGym-Vimeo[リンク]
Pilates Wheel Indiegogo Final-Vimeo[リンク]
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(執筆者: 澤田 真一) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか