“ホームセキュリティ”。なかなか素晴らしい響きの言葉じゃないか。ハイテクの香りがプンプンする。
“”自宅を警備する”と言うと「お前、無職なの?」と誤解されてしまうが、ここでは本気の防犯対策という意味でホームセキュリティを取り上げたい。いろんな人間が町を歩いている昨今、錠と鍵の戸締まりだけではどうにも不安だ。
だがホームセキュリティという名目で、警備会社に月々の契約料をつぎ込むのもどうなんだ? そうだ、猟銃でも持って毎晩玄関の前に立っていよう。……いやいや、そんなことをしたら自分が逮捕されちまう。
多少の初期費用さえ投じれば、あとはタダで使えるホームセキュリティ用品がどうしても欲しい!
というわけで、今回もクラウドファンディングサイトから「何だこりゃマジかスゲェ!」と叫んでしまうような製品をピックアップしてみよう。2万円足らずの初期投資で玄関をハイテク化できるドアベル、電球ソケットに差し込むだけの高性能監視カメラ等、時代の最先端を行く製品がそこにはある。
1.遠隔地から訪問者の存在を把握! 新型ドアベル『Xchime』
ここ最近、ドアベルがベラボーに進化している。
いわゆるインターホンと呼ばれる製品は、今やIoT化が進んでいる。いろいろなモノがインターネットで常時接続されることによって、新しい機能が次々に開発された。できることが増えた、というわけだ。
たとえば、この『Xchime』という新型ドアベルもIoT化の象徴のような製品である。
Xchimeにはカメラが搭載されていて、訪問者がベルを押すとWi-Fi経由で家主のスマートフォンに接続する。訪問者の顔はバッチリ丸見えである。もちろん、家主が海外でリア充バカンス旅行をしていたとしても、遠隔地から訪問者の存在を把握できる。
ピンポンダッシュが目当ての悪ガキなど、もう怖くない。いつでもかかってこい。証拠映像を親に見せてやる!
ちなみにXchimeは、別売りのスマートライトと連動させることも。夜間に訪問者がやって来たら、自動的に照明が点灯するというものだ。
これさえあれば、自宅のセキュリティレベルは大幅に向上するだろう。クラウドファンディングサイト『Indiegogo』で、129ドル(1万4,600円)からの投資で提供中である。
2.電球ソケットに差し込むだけ! 野外照明兼用のセキュリティカメラ『Tovnet』
もうひとつ、「こりゃスゲェ!」と思わせるような製品がある。
クラウドファンディング『Kickstarter』に登場した『Tovnet』は、野外照明兼用のセキュリティカメラだ。Wi-Fiを使って家主のスマホに映像を送るという点は先述のXchimeと変わらないが、Tovnetは「電球の延長線上」という要素がある。
設置は超簡単。ドライバーを握ったことのないカマトト娘にだってできる。何しろ、電球ソケットに差し込むだけなんだから。
あまりにシンプルすぎて、正直書けることも少ない。でもこれ、マジで便利だぞ。Kickstarterでは1台120ドル(約1万3,500円)という値段で提供されているが、たったそれだけの初期投資で最新ホームセキュリティを導入できるというわけだ。
以上、ピンポンダッシュの悪ガキ撃退用品……ではなく、最新ホームセキュリティ用品をご紹介した。
製品のIoT化もさることながら、開発者は「できるだけ簡単に設置できる製品」というものを常に意識しているようだ。いくら性能が良くても、特殊な工具を使わなければならないような製品は敬遠される。それを考えると、Tovnetなどは非常に斬新な逸品とも言える。
そしてこれらの製品は、日本でも普及する可能性が充分にあるものだ。
【参考・動画】
Xchime Video Doorbell &Motion Detect Smart Alerts-Indiegogo[リンク]
Tovnet : World’s First Light Bulb WIFI Security Camera-Kickstarter[リンク]
Xchime Doorbell: Watch your home from your phone-YouTube[リンク]
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(執筆者: 澤田 真一) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか