HBOで働くために、デイモン・リンデロフが戻って来るかもしれない。
テレビシリーズ『LEFTOVERS/残された世界』が最終回を迎えてからすぐに、リンデロフはDCコミックスのスーパーヒーロー・コミック『ウォッチメン』のテレビ版を開発するための協議に入っている。
『ウォッチメン』は、アラン・ムーアとデイヴ・ギボンズによる画期的なDCコミックだ。このミニシリーズを基に開発するのは、HBOにとって2度目の挑戦となる。同社は2014年にいちど『ウォッチメン』の開発を試みた。リンデロフが手掛けるシリーズはそれとは無関係で、再びゼロから開発する見込みだと関係者は話している。
1985年に初出版されたコミック『ウォッチメン』は、DCが所有していた出版社、チャールトン・コミックのキャラクターから大まかなヒントを得たスーパーヒーロー作品だ。物語の舞台は20世紀中ごろ。衣装を身に着けたヒーローの姿が歴史の流れを変えた。その世界では、アメリカがベトナム戦争に勝利し、ニクソン大統領は1980年代半ばまで政権を維持する。ウォッチメンは、仲間の1人を殺害した犯人を捜す犯罪捜査グループを追跡する。Dr.マンハッタンやナイトオウル、シルク・スペクター、ロールシャッハを含むキャラクターたちは、物語の途中で巨大な裏のある陰謀を明らかにする。
HBOはプロジェクトに関するコメントを控えた。
米ワーナー・ブラザースが2009年にザック・スナイダー監督で『ウォッチメン』を映画化している。HBOのプロジェクトは、ワーナー・ブラザース・テレビジョンによって製作された映画とは無関係のプロジェクトだ。リンデロフとの契約は、現時点ではまだ成立していない。