ネルケプランニングが手がける舞台発、逆2.5次元とも言える前代未聞のプロジェクト『錆色のアーマ』が開幕、現在AiiA 2.5 Theater Tokyoにて6月18日まで上演中。さらに、6月22日~25日には大阪公演も控えています。この記事オリジナルの動画もあるので動く姿もチェック!
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本作は、 “舞台発、前代未聞のプロジェクト展開”と銘打ち、今や世界に誇る日本文化のひとつとなりつつある、漫画・アニメ・ゲームなどを原作とした“2.5次元舞台”の流れを遡り、まず舞台版が生まれ、そこからアニメをはじめとするメディアミックス展開を図っていくという、“逆2.5次元”作品。
初演は、EXILEの最年少パフォーマーとして活躍する佐藤大樹さん、声優として実力と高い人気を得ている増田俊樹さんの異色のW主演!
舞台は戦乱の世。増田さんは存在感のある武将・織田信長を、佐藤さんは鉄砲傭兵集団・雑賀衆の孫一を演じます。
孫一は刀と銃の一体型の武器だったりと、それぞれ個性豊かな「アーマ」と呼ばれる武器を携え、天下統一を夢見た男たちが、企て、惹かれ、裏切り、葛藤していく、それぞれの生き様を描いていきます。
これまでも様々なキャラクターを演じてきた増田さんですが、魔王とも呼ばれた信長の威厳ある風格を存分に体現。
オープニングから、重厚な美声を響かせ、優雅な舞いを披露します。
一方、雑賀衆のメンバーはそれぞれのカラーがあり、個性豊かで華やか。どのキャラクターも魅力的ですが、特に見た目は女のような美少年・アゲハ(神里優希)はキャラが濃くてズルい!
また、ネルケ作品は歌とダンスでの演出も多いですが、本作は歌の要素も多いミュージカル作品となっています。
普段はパフォーマーなので今回の舞台で初めて歌を歌ったという佐藤さんを中心に、雑賀衆が歌って踊る楽曲はアップテンポで迫力のあるシーンに。佐藤さんのダンスはさすがのカッコよさ!
かと思えば、信長、孫一がソロで歌う楽曲や、物語の重要人物・顕如(輝馬)が披露するのは荘厳なバラード。輝馬さんの艶やかな美声も必聴です。
ソロ、デュエット、みんなで歌う楽曲どれも物語にメリハリと華を添えており、さらにすごいのは、ステージ上で効果音を生演奏で付けていること!
ステージ上手に楽器が配置され、シーンごとに迫力ある生音の効果音が鳴り響きます。
また、アーマはそれぞれ属性やさまざまな技があるので、多種多様な必殺技も注目ポイント。「ちょっとそれ強すぎるよ~! ズルくない!?」と感じる技設定もオリジナルだからできる力設定かも!?(笑)
今後、アニメなどメディアミックス展開されていく際に、どんな見え方になるのかも楽しみになります。
エネルギッシュな殺陣、それぞれの思惑や強い信念などを綴った楽曲や歌の数々、雑賀衆の絆を体現したダンスもさることながら、色濃く鮮やかに象られたキャラクターたちそれぞれの存在感など、見どころ満載。
オリジナル作品だからこその想像を掻き立てる設定に、今後の展開が気になります!
動画:佐藤大樹・増田俊樹W主演『錆色のアーマ』輝馬の歌唱シーンもあり
https://youtu.be/xKhOqc-gmOg[YouTube]
久々の舞台出演となった増田さんのコメントや、佐藤さんの役作りや稽古についてのお話など、会見の様子は別記事で動画と一緒に紹介するのでお楽しみに。
『錆色のアーマ』公演DVDは2017年12月末発売予定!
<あらすじ>
鉄砲ひとつで戦乱の世に名乗りを上げた孫一という男がいた。
その鉄砲技術を手中に収め、天を食らおうとする信長という男がいた。
始めのうち、信長は孫一たち雑賀衆を利用しようとし、孫一もまた故郷の村を襲った信長を嫌い憎んだ。
信長暗殺を企み、信長の袂に潜り込んだ孫一率いる雑賀衆。
次第に信長は孫一たちの才能に惹かれ、孫一は信長の求心力に惹かれていた。
そこに忍び寄る第三の目、顕如が率いる一向宗という存在。
救済信仰を傘に信長打倒を狙い、織田軍の内部に謀反の種を蒔く。
そして、自らの野心の火を抑えられぬ明智光秀は顕如と手を組んでしまう。
孫一は光秀の罠に陥り、雑賀衆の仲間と完全に分断される。
次第に進む信長暗殺計画。バラバラになる雑賀衆の仲間達。
すべてがその場所、本能寺へと集約されていく。
果たして、孫一と信長は、その場所で何を見るのだろうか?
登場人物
・織田信長 (オダノブナガ):増田俊樹
幼冷静冷酷さは、平将門の怨念が取り憑いているという噂されるほど。壮絶な家督争いの末、多くの犠牲の上で織田家を継ぐ。天に選ばれし者。覇道を征く者。
神剣・天羽々斬を自分用鍛え直した、ふた振りの刀『天羽々斬拵え直し・神断ち』
・孫一 (マゴイチ):佐藤大樹
異国の血を引く、青き目をした山の衆。戦いの天才。その才で傭兵集団雑賀衆を率い、姉の仇である信長を狙う。信長に近づき殺そうとするも、その生き方に惹かれ、また自身も多くのことに気付いていく。
よく笑い、よく怒り、よく泣く感情型。本来は穏やかな暮らしを望む心優しい性格。
刀と銃の一体型アーマ 『麒麟殺し』
・鶴首 (ツルクビ):荒木健太朗
雑賀衆の中では最年長で、孫一を影で支える存在。元来雑賀衆を束ねる正当な血統を持つが、数多の暗殺集団を渡り歩くなど経歴は謎。数十間先の的を確実に仕留める雑賀随一の名手。蛍火を息子のように可愛がっている。
長尺のアーマ 『鳳凰落とし』
・蛍火 (ホタルビ):永田崇人
小柄な体で小型の銃を操る。忍のような身体能力。どこぞの落胤であるとの噂もある。捨てられ、命を失いかけている所を鶴首に拾われて雑賀衆の仲間になった。
舞うように制圧する特殊な形状の二丁拳銃のアーマ 『烏天狗封じ』
・黒氷 (クロヒョウ):平田裕一郎
義手と義足、五臓六腑のあらゆる場所が銃で仕上がってる、半分機械仕掛けの男。銃マニアで自身で銃を考案しては、自分の身に組み込む奇人。
その時の新作武器を右手に仕込むアーマ 『白虎薙ぎ』
・木偶 (デク):章平
巨漢。その巨躯と怪力で、大筒やその戦に必要な装備を運んでおり、いつも黒氷の武器も運ばされている。もともと真言宗の僧であったが、とある事情から破戒僧になり、孫一に拾われ雑賀衆に入る。
破壊する大筒のアーマ 『玄武砕き』
・アゲハ:神里優希
見た目は女のような美少年。変装の達人で、暗闇でも見える視力の持ち主で雑賀衆の暗殺業務を担っている。部門の名家の出で、幼いころに双子の姉を失くして以来、姉の人格を背負っている。
人を惑わせ殺すアーマ 『朱雀惑い』
・不如帰 (ホトトギス):崎山つばさ
幼いころに雑賀衆に拾われ、戦闘訓練を受けた雑賀衆のエリート。天台宗の名家の生まれであったが、権力争いに敗れ、家族を失っている。若いが落ち着きがあり、一団をリードする。
怨念を操り撃つ妖銃のアーマ 『青龍穿ち』
・明智光秀 (アケチミツヒデ):栩原楽人
少年のような顔だちと人懐っこさを持ち併せているが、子供のような無邪気さゆえ、その裏側に残酷さも秘め、信長の完璧な強さ、理念、人間性に憧れて心酔する一方、誰よりも認められたいという野心を秘めている。
・数珠坊 (ジュズボウ):市瀬秀和
比叡山延暦寺が戦闘の精鋭集団、四聖がひとり。元は浅井氏に仕えし軍師であり、軍略にも長けている。織田信長に対抗する包囲網として、一向宗と手を組み信長に襲い掛かる。
・顕如 (ケンニョ):輝馬
長い髪をなびかせる美形僧侶で一向宗の長。戦国の世を救う救世主として民の信仰を集める。その法力は死者をも操り、自らも400年以上生きている不老不死の身とも言われている。
【公演概要】
◆公演名 「錆色のアーマ」
◆原案 「錆色のアーマ」プロジェクト
◆脚本 なるせゆうせい
◆演出 元吉庸泰
◆出演 佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)<孫一> 増田俊樹<織田信長>/
荒木健太朗<鶴首> 永田崇人<蛍火> 平田裕一郎<黒氷> 章平<木偶> 神里優希<アゲハ> 崎山つばさ<不如帰>/
穴沢裕介 井上 圭 KEN 小南竜平 西田健二 宮垣祐也 鮫嶋 樹 山口拳生
栩原楽人<明智光秀> 市瀬秀和<数珠坊> 輝馬<顕如>
◆公演日程・劇場
東京公演 2017年6月8日(木)~6月18日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
大阪公演 2017年6月22日(木)~6月25日(日) 森ノ宮ピロティホール
◆チケット料金
8,500 円 (前売・当日共/全席指定/税込)
※未就学児入場不可
◆主催 ネルケプランニング