読者投稿に識者が回答するという読売新聞の『人生案内』。2017年6月7日付の紙面には「1番になれない小5息子」という母親からの投稿が掲載され、『Twitter』上でもいろいろな意見が飛び交っています。
人が嫌がることをせず、いつもニコニコ穏やかで、少年野球のキャプテンを務めるほどの人望があり、活躍をした選手に「おめでとう」と声を掛けられるほどのできる息子を誇れない毒親。 pic.twitter.com/qi1QeSS2V1
—じょう (気象予報士No.5777) (@drumjoe0930) 2017年6月6日
人が嫌がることをせず、いつもニコニコ穏やかで、少年野球のキャプテンを務めるほどの人望があり、活躍をした選手に「おめでとう」と声を掛けられるほどのできる息子を誇れない毒親。
息子が小学5年生という母親は「息子が何をやっても一番になれない」といい、息子が「控えめで人が嫌がることをせず、いつもニコニコと穏やか」「少年野球で今年キャプテンになりました」としつつ、個人賞を取れずに「本人も悔しい思いをしているようですが、賞を取った子に“おめでとう”と笑顔で声をかける姿を見ると歯がゆい気持ちになります」と吐露します。
これに対して、「おめでとうと言えるのはすごい」といった声が多数寄せられていたほか、「キャプテンを務めるなら人望一番なのでは」といった声、さらには「自虐風自慢」と断じる意見もありました。また、母親が「自分だけでも褒め称えてあげたいという気持ちに至らないところが不幸」といった意見がある一方で、「母親自身が心の持ちようを模索しているように見える」「言動を実行に移さないだけマシなのでは」と擁護する声も見られました。
気になるのはこの相談に対する回答。
そして回答に救われる。 pic.twitter.com/XTCkLaIGwc
—じょう (気象予報士No.5777) (@drumjoe0930) 2017年6月6日
そして回答に救われる。
「息子さんは他の人にない資質を持っていて素晴らしい」「子どもにとって大切なのは、その子にしかない良さをしっかり認めてもらうこと」「子どもに過大な期待を抱いて追い詰めないように自戒することが、本当の親の情」といった回答に対しては、「言いたかったことを言ってくれていた」といった賞賛が集まっていました。
一方で、「お母さんもこういったことを理解していた上で悩んでいるのでは」と想像するツイートや、「私も思い当たる節がある」「競争や周りからのプレッシャーで焦っちゃう気持ちはわかる」といった意見も見られました。
母親の複雑な心理が詰まった今回の『人生相談』。「早くお子さんの中の輝きに目を向けて欲しい」といったツイートが多く上がっていたように、子どもの長所を褒めることで自己肯定できるようにしてあげることが大事なのではないでしょうか。
[人生案内]1番になれない小5息子(読売プレミアム ※全文表示には会員登録が必要)
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170606-118-OYTPT50394/list_JINSEIANNAI [リンク]
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/drumjoe0930/status/872219458646888448 [リンク]