『Twitter』は新たな施策として「嫌がらせアカウント作成の抑止」「セーフサーチ」「嫌がらせと思われるものや質の低いツイートへの対処」の変更を行うことを発表。このうち、「セーフサーチ」はPC(Web)版で既に提供が開始されています。
公式ブログによると、「セーフサーチ」は検索結果から不適切なコンテンツやブロックしたアカウントからのツイートを外す機能。検索ボックスに任意のキーワードで検索すると、左隅に三点ボタンが表示され、クリックすると「サーチ設定」が選択できるようになっています。
「サーチ設定」では、「不適切な内容」と「アカウント」にチェックボックスがあり、任意に設定できるようになっています。とりわけブロックやミュートした相手の発言を見たくないという人にとっては設定しておく意味がありそうです。
このほか、「嫌がらせアカウント作成の抑止」ではアカウントを永久的に停止された人が新たにアカウントを作ることを阻止するとしています。この施策が実施されると、よりアカウント停止(垢バン)されるペナルティが大きくなり、『Twitter』運営がいう「罵倒や嫌がらせのためだけのアカウントを作成するケースを減らすことができる」という効果が期待できますが、同時に嫌がらせの報告が増える懸念もあります。
また、嫌がらせになるツイートや質の低い返信ツイートを識別し、表示を抑える一方、関連度の高い会話を目につくところに表示することにも着手しているとのこと。表示を抑えられたツイートも、見たいと思われる場合には見ることができるよう設定可能というので、より自分好みのタイムラインにすることができるようになるのでは。こちらは「後数週間のうちに順次提供を始める予定」とされています。
これらの機能は、『Twitter』が「安心して利用できる場」として機能するという狙いがある一方で、ユーザーにとっては「見たいものしか見ない」というタイムラインを作ることになります。「心地よい場」とネットリテラシーは裏返し。ユーザーにとっては適切なカスタマイズをすることが求められることになりそうです。
より安心してご利用いただくために(現在の状況) Twitter Blogs
https://blog.twitter.com/ja/2017/0208safety [リンク]