乃木坂46 23rdシングル『Sing Out!』試聴会に齋藤飛鳥出席
乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』の楽曲及びMusic Videoの試聴会が4月25日に(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント本社で開催。同作で自身4度目のセンターを務める齋藤飛鳥が出席した。
齋藤飛鳥 新曲への想いを吐露「世界中で『Sing Out!』のブームが起こったらいいね」
乃木坂46にとって同作は今年初のシングル。楽曲中にクラップを取り入れた作品でグループにとって新しいジャンルに挑戦したものとなっている。MVでメンバーは、乃木坂46が連想されるパープルと白の衣装を着用。次々にメンバーの組み合わせが変わっていく、ダンスシーンにもフォーカスした作品となっている。
単独では3回目のセンターとなる齋藤は初めて曲を聴いたときの印象を「今まで夏曲だったので、楽しげな楽曲が多かったんです。今回は楽しさとかよりも、最初の印象では力強さみたいなものが伝わってきたので。力強くて明るい、でも聴いてると楽しくなってくるような曲だなって印象でした」とコメント。曲中のハンドクラップに対しては「今までの楽曲にはない雰囲気を持ってるし、クラップとかはファンの方にも一緒にやっていただきたいなと思って、MVでもクラップのシーンは印象的に使われているんじゃないかなと思います」と説明した。
曲への気持ちの込めかたを聞かれると「歌詞だけを見ると結構『Happy』とか『Smile』とかが入ってたり、って印象の方が強くなってしまうので。気持ちを込めて歌ったとしても、そういうのが薄っぺらい言葉になったら嫌だなっていうのがあって」と言葉に対するこだわりを告白。さらに「2コーラスめとかにも『もし泣いてる人がどこかにいても理由なんか聞いたって意味がない』みたいなことがあるんですけど、この明るい曲調で未来に向かう力強い楽曲なのに、そういう歌詞がちゃんとあるんだなっていうのがすごい好きなので。そういうちょっとじめっとした部分もちゃんと隠さずに伝えたほうが、明るいほうと差がついて、より明るい部分も伝わるのかなと思いながら歌ってました」と語った。
MVについては「女性の強さとかを出せたら、っていうのがあったり、さわやかな印象だったり、観たあとにちょっと泣けてくる、みたいな。みんな笑顔でクラップしてるんですけど、その笑顔にぐっとくる、みたいなものを作れたらって、監督さんともお話しながら、私にもそういう意識がありました」と込めた想いを吐露。また、同作のMVが好きだと明かした齋藤は「楽曲が大衆的というか、幅広く受け入れていただけそうな歌詞だから、そっちに寄せてもよかったはずなのに、MVではストイックな撮り方をしてるし、映像として生々しくて。そのギャップがすごく好きで、ダンスもごまかしたくなかったし、目線の動きとか手の角度とかも妥協せずに撮れたらいいなと思ってました」と撮影を振り返った。
好きなシーンを聞かれると「全部好きなんですけど、メンバーのところだと2番で私と白石と生田が踊ってて、3人が分かれて生田だけが残ったところに高山が入ってくるんですけど。そのシーンがすごく2人とも楽しそうで、笑顔がこぼれちゃったんだな、って表情をしてるので、いいシーンだなって思いながら毎回観てます」と回答。『仲間』を意識する歌詞が多い楽曲でもあるが、それについては「『一人ぼっちじゃないんだよ』とか『仲間の声が聴こえるか?』って歌詞があるんですけど、その2つのフレーズで私と大園は泣きそうになりながらやってて、『ぐっとくるね』って2人で言いながら撮ってたし、完成したのを観ても、いろんな良さが約5分に詰まってるんですけど、その中に『チームであることの良さ』みたいなものも含まれていて。観てもらったらみなさんにも伝わるんじゃないかなと思ってます」とアピールした。
同作は乃木坂46にとって令和初のシングルとなるが、齋藤は「平成だろうと令和だろうと関係なく、いわゆるヒット曲というか、誰もが口ずさめる楽曲ができるといいね、って話はずっと前からメンバーみんなで言ってて。今回の曲は頭に残るし、英語の歌詞も入っているので、日本だけと言わずに欲を言えば世界中で『Sing Out!』のブームが巻き起こったらいいね、っていうのは話してますね」と意欲を語った。
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発信地・日本
<文・デザート編集部>