『滝沢歌舞伎 ZERO』囲み取材にSnow Man出席
2月に京都・南座で行われた『滝沢歌舞伎 ZERO』が、4月10日から新橋演舞場にて上演。同日にはゲネプロと囲み取材が行われ、ジャニーズJr.・Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介、向井康二、目黒蓮が出席した。
『滝沢歌舞伎』シリーズは2006年に誕生した和のスーパーエンターテインメント。主演、演出ともに、2018年末に芸能界を引退した滝沢秀明が手掛けてきた。今作は滝沢が初めて演出に専念し、主演をSnow Manが務める。
岩本 新生・Snow Manの意気込みを語る「時代が変わっても季節外れの雪を降らせる9人でありたい」
「おはようございます!」と元気な挨拶で登場した9人。同日は4月にも関わらず東京の最低気温は5度以下で、関東でも雪が降っていた。気象予報士の資格を持つ阿部は「本州上空の低気圧によるものだと考えられていますがこの後東進しますので明日は夕方あたりから晴れてくるんじゃないかなと思います」と明日の天気を予報してみせた。
新橋演舞場の公演から出演するグループ最年少のラウールは、今の心境を聞かれ「あの、すごい、あの」と緊張気味の様子。それを受けて向井は「記者が多いんで、緊張してるんで帰ってもらってもいいですか(笑)」と冗談混じりに話し、場を和ませていた。深澤が「人一倍たぶん、練習、稽古からやっていたので。どうだった?」と助け舟を出すと、ラウールは「そうですね、みなさんより経験が浅いので頑張ろうという気持ちでやってます」と回答。続けてラウールは「観に来てくれるお客様全員を幸せな気持ちで帰せるように頑張ります」と答えると、佐久間は「うちの子かわいいんです、すみません!」とおどけてみせた。
さらに、劇中でダンスの見せ場があるラウールは「実はほとんど自由にやらせていただいてます。自分の気持ちで踊るみたいな感じでやらせていただいているので、その気持ちをお客さんに感じてほしいなと」とアピール。深澤は「気持ちでやるので、ラウールは。歌っちゃいけないのに、ずっと歌ってるんですよ(笑)それで滝沢くんが結局折れるっていう。『いいよ、歌っちゃえ』って(笑)」と稽古中のエピソードを明かした。
阿部はラウールについて「緊張してるんじゃないかなと思ったんですけど、ダンスしてるときの彼はすごくかっこいいし、ダンス終わった後のドヤ顔も注目してほしいなと思います」とコメント。ラウールは「すごくみんなに支えられて、いろんなアドバイスや指導を受けてます」と笑みを浮かべた。
囲み取材にメンバーは、劇中でも披露される宮舘がデザインした衣装で出席。宮舘は「ひとりひとりの個性を活かして作らせていただきました。9人体制ということで初めて新橋演舞場でお客さんに届けられるので、この勢いを衣装と共に届けられればと思います」と胸を張った。フィッティングから立ち会ったという宮舘は衣装のポイントを「ジャケットの半分と半分で生地が違ったりとかもみどころのひとつです。僕は薔薇とレースがついてます。目黒の衣装は足の長さを活かして作りました」と語り、細かい箇所までこだわって制作したことを明かした。
新橋演舞場の公演では、9トンの水を使う演目が追加された。滝沢歌舞伎では過去最大の水の量であるというが、それについて渡辺は「南座から新橋演舞場に戻ってきて更にパワーアップしてるので。来年オリンピックもありますので、海外のお客様にもSnow Manがやってる滝沢歌舞伎を観てもらいたいなという気持ちを持ちながら臨めたらなと思います」と意気込みを語った。
滝沢歌舞伎シリーズで起こる水しぶきがファンの間で『滝汁』と呼ばれていることから、それを継承するかと聞かれると向井は「滝沢くんが使ったお風呂のお湯を水の中に入れたら『滝汁』になる!(笑)」と回答。岩本は「滝沢くんが大変だよ9トンも使うの(笑)」とツッコんでいた。佐久間が「その中に『スノ汁』もね、雪解け水みたいな感じでね」と話すと報道陣からは「うまい」という声が上がった。
意気込みを聞かれた岩本は「滝沢くんが『滝沢歌舞伎』のスタートを切った場所でもある新橋演舞場で、平成も終わるこのタイミングでSnow Manがメインで平成から令和に立てるってことは望んでも出来ないことですし、それぞれ運命なのかなと感じています」としみじみ。さらに「楽しみが一番大きいですが、まだまだ満足していない気持ちもあるので、これから50年100年経ったときに、実は滝沢秀明って方が『滝沢歌舞伎』を立ち上げて、その後はSnow Manがやって、みたいな歴史の1ページを刻めたらなって思います」と目を輝かせた。報道陣からは拍手が起こり、深澤は「これ以上は出ない!」と絶賛していた。
最後に岩本はファンに向けて「南座を経験させてもらって、原点である新橋演舞場でラウールが加わって、Snow Manも0からリスタートという形が、平成最後の4月のタイミングでステージ上でパフォーマンス出来ていることと、元号が変わる5月1日も同じく『滝沢歌舞伎 ZERO』をSnow Manがメインで張りながら、新しい時代の幕開けを出来ることを本当にありがたく感じています。これから時代が変わっていっても、季節外れの雪を降らせる9人組でありたいと思っておりますので応援してほしいです」とメッセージを送った。
発信地・日本
<文・デザート編集部>