8月4日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、日本大学アメリカンフットボール部の部員の薬物問題について報道。出演していた専門家が大学側のある思惑を指摘し、反響を集めている。
大学側に「部員が大麻を使用している」というタレコミがあり、発覚したとされているこの問題。情報を受けて大学側が調査したところ、錠剤や植物片が見つかり、警察に通報したとのこと。警察が鑑定したところ、覚せい剤や大麻の成分が検出された。
一方、日本大学の林真理子理事長(69)は、問題が発覚した2日に報道陣の取材に対し、大麻の疑惑について「良さいない」という事実と異なる説明をし、物議に。
さらに捜査関係者への取材で、大学側は先月6日に寮から錠剤と植物片を発見したあと、先月19日まで約2週間、警察に連絡しなかったことも明らかになっている。
この時系列のギャップについて、MCの宮根誠司(60)は「(見つかった植物片や錠剤が)大麻とか覚せい剤成分っていうのが分からなかったのか……。ただ、ここが2週間近く空いているというのはなんなのか」と戸惑い。「もし成分っていうものを日大側が分からなかったとしても、怪しいものが出てきたら普通は即座に警察に相談するって言うのが当たり前ですよね」と指摘した。
このことについて、番組に出演していた元厚生労働省麻薬取締部捜査第一課長の廣畑徹氏は、「大麻、THCの代謝物が尿中から出るのが大体2日~3日なんですよ。覚せい剤の場合は10日~12日くらい」と前置き。その上で、「私は捜査官として、その期間置いたのかなと思います」と、部員から大麻や覚せい剤の成分が出ない期間を作ったのではと予想した。
また、リモート出演していた大学ジャーナリストの石渡嶺司氏(48)も、「仮にですけど、学生から(薬物を)遠ざけるためという善意のために(時間を)置いておいたとしても、やはりこれは『なんでもっと早く警察に相談しなかったのか』という疑念は拭えません」と指摘していた。
専門家の一連のコメントにネット上からは、「二週間で薬抜けると思ったのかな」「ビッグモーター化してる」「どの世界も隠蔽だらけ」「変わらず隠蔽気質」といった声が集まっていた。
日本大学の隠ぺい体質は、林真理子が理事長に代わった程度では改善されなかったのだろうか。