7月17日に『はじめてのおつかい 夏の小さな大冒険スペシャル』(日本テレビ系)が放送された。長年続いている番組だが、ネット上で「無理やり行かせてもトラウマ」「可哀想」と批判の声があがっている。
小さな子どもが1人でおつかいに行く様子をこっそりカメラで撮影し見守る同番組。今回は、プロフィギュアスケーターで五輪金メダリストの荒川静香(41)の4歳になる長男のほか、3歳の男の子や2歳5カ月の女の子がはじめてのおつかいに挑戦した。
甘えん坊だという3歳の男の子は、お店のお手伝いでお得意先まで注文のおまんじゅうを配達することに。しかし、店の前で「いけん、がんばれん、がんばれん」「パパと行く」と座り込んでしまう。最初は男の子の不安に寄り添っていた父親だったが、そのうちなかなか出発しない息子にしびれを切らし、強い口調で「自分で行かんと意味ないやけんね」「いつまでここにおるんや」と活を入れる場面もあり、嫌々と号泣する男の子は無理やり送り出されてしまった。
出発してから無事に配達を済ませ、自信に満ち溢れた表情で戻ってきたが、一部のネットユーザーからは「年齢にそぐわない課題用意して虐待してるようにしか思えない」「だんだんお父ちゃん叱ってしまってるやん」「無理強いがなんだかなぁ」「え、可哀想。3歳で買い物行けなくてもなんの問題もないよ?無理やり行かせてもトラウマだよ」と批判の声があがることに。
また、今回は2歳5カ月の女の子もおつかいに挑戦。そのため「よちよち歩きの子に重いもの持たせてたくさん歩かせるのは可哀想」「2歳は早い」との指摘も。91年から続く長寿番組だが、だんだんとおつかいに行く子の低年齢化が進んでいることや、社会環境の変化に伴い、年々、子どもを一人で行かせるのは危険だという声があがるように。
『はじめてのおつかい』では多くの大人たちが見守る中でのおつかいではあるが、時代的にそろそろ潮時なのかもしれない。