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がーどまん、納税トラブルで会計事務所との主張に矛盾点


 無申告により、国税局の査察が入ったことを公表していたYouTubeグループ「チャンネルがーどまん」について、がーどまん側が「申告してくれなかった」と批判していた会計事務所が反論文書を公開した。

 がーどまんは6月30日に公開した動画の中で、所属事務所の退所を報告するとともに、国税局の査察が入ったことを告白。事務所が紹介してくれた会計事務所が申告をしてくれなかったことを訴え、査察が入ったことを連絡したところ、「その日に申告書を持ってきました」などと説明していた。

 一方、その後の動画で名指しされた「サムライ会計事務所」は10日に公式サイト上に「当会計事務所に関連する報道について」という文書を公開。その中で、今回の騒動に触れ、令和3年1月8日を最後に顧問料が支払われることがなく、税務申告に必要な資料も提供されなかったことから、令和3年、4年の法人税申告ができなかったことを説明した。

 そのため、会計事務所側は「令和5年2月9日付で税務顧問契約解消に関する合意書を締結」したそう。がーどまんの法人に査察が入ったのは令和5年4月の契約解消後で、「この方の税務申告が可能な状況で、当事務所が税務申告を怠った事情は一切なかった」と主張した。
 なお、がーどまん側はこれまで動画の中で、2021年7月まで「顧問料は前払いしていた」と発言。さらに「自宅に来ていた税務署の書類は全てサムライ会計事務所 に共有していました」と話していた。

 一方、がーどまんは今月4日に公開した動画の中で、査察前に「税理士を変えました」と説明。「査察時点で双方の顧問契約は解消されていた」点では双方の主張一致しているが、最初の動画でがーどまんが「(査察の)その日に(税理士が)申告書を持ってきました」と発言したこととは矛盾が生じることになる。

 この会計事務所の反論にネット上からは、「だいぶ食い違う見解が出てきたな」「普通に考えて税理士事務所が依頼された税務処理を意図的に怠る理由が無いんだよね」「やはり一方だけの見解を鵜呑みにしてはいけないね」という声が集まっていた。

 なお、がーどまんは会計事務所が自身の非を認めているとする音声をYouTubeで公開していたが、会計事務所によると、「関係者と称する人から、この報道された件について当事務所として莫大な金銭を請求されたことがありました」とのこと。騒動はまだ収まらなさそうだ。

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