7月4日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に、タレントの武井壮(50)が出演。繰り返し急ブレーキをかけるなど “逆あおり運転”する車に対するバスの対応に異議を唱え、批判の声が集まっている。
この日、番組では京都駅に向かうバスの車内から撮影された映像を紹介。バスの前を走る軽自動は、信号が青に変わると一瞬動き出したものすぐに急ブレーキ。思わずバスがクラクションを鳴らしたところ軽自動車はすぐに動き出したが、その後もバスの前で急ブレーキを繰り返し、いわゆる“逆あおり運転”のような状態に。
撮影した乗客によると、軽自動車の“逆あおり”はバスが危険を感じクラクションを鳴らしたのがきっかけになったようで、その後も青信号のはるか前で急ブレーキをかけるなどの嫌がらせ運転をしたあと、赤信号にかわる直前で急な路線変更をして左折。撮影者によると、軽自動車による逆あおり運転は約5分間続いたという。
運行していたバス会社は、「クラクションは鳴らさないようにしているが、危険が迫る際は鳴らすこともある。今回の件に関しては問題なかった」としている。
これについて、コメンテーターとして出演していた武井は「「急ブレーキを掛けるのは本当に危険行為だと思うんですよ。証拠も残るし、免許停止とか取り消しでもいい行為」と主張した一方で、「このバスの運転手の方を責めるわけではないですけど。クラクションってちょっと威圧的な音じゃないですか。鳴らし方って結構気を付けなくちゃいけない」とコメント。
続けて「危険だなと思ってプーっと鳴らすのって、まずはブレーキをかけて正当するっていう行為が先にくるわけで、そのあとに鳴らすってなると『おい、ちょっと危ないだろ』って気持ちが入った鳴らし方って多いと思うんですよ。そういう鳴らし方ってトラブルを引き起こしかねない」と持論を展開させ、クラクションの鳴らし方について「『プップッ』ってちょっと軽い鳴らし方にするとか、気持ちの入れ方で変わると思う」と語った。
しかし、映像を見る限り明らかに危険運転をしていたのは軽自動車のほう。信号が青になった直後、一瞬走り出した車が急ブレーキを踏めば、後ろの車が危険を知らせるためにクラクションを鳴らしたとしても不思議ではない。
そのため、武井の意見に対しネット上では「クラクションが威圧的?危険を知らせるものなんだから当たり前だろ…」「クラクションならしたバスが悪い?クラクションがあおり運転をかきたてた?運転手悪くないのに。明らかに軽の運転手に問題あるのに。テレビのタレント司会者もタレントコメンテイターも変」「何で割り込んできた自動車にクラクション鳴らしたバスの運転手さんを責めてるの?武井壮。」「クラクションの鳴らし方を批判すんのかよ。バスの運転手は、乗客の命預かってんだよ」と指摘の声が続出。
危険運転そのものを追求せず、クラクションの鳴らし方に異議を唱えた武井には「完全にズレてる。人の命預かってるバスはクラクション鳴らしてダメなはずない」「青で発進したのに急ブレーキかけていきなり止まった車が悪くない?なのにバス側のクラクションを問題視した発言してる武井壮、ちょっと何言ってるかわからない」と批判の声が集まっていた。