5月13日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)で、タレントのマツコ・デラックス(50)が最近のお笑いの“変化”を指摘した。
この日は、イギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』(ITV)に出演し爆笑を巻き起こしたピン芸人のとにかく明るい安村(41)が出演。日本では、2014年にピン芸人になってから半年で馴染みのセリフ「安心してください。はいてますよ」のフレーズでブレイク。
今では、オーディション番組の出演をきっかけにイギリスの子どもたちが、安村の「安心してください。はいてますよ」の英語バージョン「Don’t worry.I’m wearing Pants!」を真似するなど、海外で人気者となっている。
マツコは、安村がウケるということは「イギリス人にもあるんだな、と思って。“言葉じゃない笑い”」と言うと、「動きとかそういうもので笑いをとるって、もしかしたらそういう人たちが一番強いのかもと思った」とコメント。
英語がしゃべれなくても海外に通用することから「そういう意味では安村ちゃんはグローバルに適してる」とし、「日本で冷遇されている動き芸人の人たちは頑張って世界に行くべきよ」と背中を押したものの、安村から「冷遇って……」と苦笑いしていた。
また、マツコは「日本のお笑いって“笑われること”をあんまりされなくなった」「今の芸人さんって“笑われる”んじゃなくて“笑わせてる”のが基本じゃない」と、最近のお笑いの“変化”を指摘。マツコが小さい頃に見ていたお笑いというのは、「“笑われる芸”そっちがメインだったから、懐かしさもある。安村ちゃんとか、(ジャングルポケットの)おたけとか」と話し、「人を傷つけない笑いっていうのがあんまりなくなってきてさ、それをやってくれてることに対するうれしさとかさ。それもあるんだよね、安村くんタイプを好きな理由」とのこと。マツコは「“笑われる”って“笑わせる”のと同じぐらいの才能だと思う」と熱く語った。
この放送に、視聴者からも「『笑われる』芸より『笑わせてる』芸が多くなったってほんとそうだな…」「マツコさんが言ってた、日本の笑い…笑われることをされなくなった…今の芸人さんって、笑われるじゃなくて、笑わせてる…確かに…バカバカしいって思いながら笑っちゃってるみたいの少ないかも」「なんか沁みたというか…救われたというか…」と賛同の声が集まっていた。