10月11日放送の『羽鳥慎一 モーニングショー』（テレビ朝日系）に弁護士でコメンテーターを務める菊間千乃（50）が出演。ロシアによるウクライナへのミサイル83連射攻撃を「意味がない」とコメントし、ネット上から疑問の声が集まっている。
攻撃の発端となったのは、8日にロシア本土とクリミア半島を結ぶクリミア橋が爆破されたこと。ウクライナ側は正式に認めていないが、ロシアのプーチン大統領（70）はこの爆破について「テロ攻撃」「実行した黒幕はウクライナの情報機関」とウクライナを批判。その報復として、プーチン大統領は10日にウクライナの首都キーウに対し、大規模なミサイル攻撃を敢行。ミサイルは83発にも及ぶといわれており、ウクライナ当局は11日までに14人が死亡し、97人がけがをしたと明らかにしている。
このことについて話を振られた菊間は、「プーチン大統領は『エネルギー・軍事・通信施設に対して（破壊した）』という風に言ってますけど、それが街中にあるということで、民間人が巻き込まれることは想定済みで攻撃しているのは常軌を逸していると思います」とコメント。今回の攻撃に対し、「世界は厳しい対応をしなければいけない」と指摘した。さらに菊間はクリミア橋の爆破について触れ、「ウクライナ側は（爆破したと）認めてませんけど、仮にそうだとしても、橋っていうインフラを壊すってことと、民間人にこれだけの攻撃を仕掛けるっていうことではレベルが違う」と苦言。
また、今回の攻撃した付近には各国の大使館もあるとのことで、菊間は「頭に血が上ったっていうことなんでしょうけど。いまロシアの中でも反プーチンの動きが出てきているっていうのもありますし、今回の報道はロシアの中でも報道されるのでしょうと思いますけど、これで『プーチンよくやった』と思う国民は少ないと思う」と分析。「余計孤立を加速していく、本当に意味のない攻撃だったと思います」と話していた。
「ネット上からは、この『意味のない攻撃』という言葉に『人が亡くなってるのにひどい表現だな』『他人事なのが伝わる』『意味はあるでしょ……』と呆れ声が集まっています。攻撃そのものがこの戦争にとって有利に働かないという趣旨の発言ですが、死者も出ている上、今後の戦況を左右するという意味では、大きな意味がある今回の攻撃。菊間の言葉のチョイスに不信感を抱いた人が多くいたようです」（政治ライター）
多くの一般市民が巻き添えになった今回の攻撃なだけに、菊間のコメントはどこか疑問が残るものとなってしまっていた。
