6月20日に『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。第1話からツッコミどころ満載なストーリー展開と斉藤由貴(55)の毒親演技ばかりが話題になっていたが、最終回でも軌道修正されることはなく、悪評を覆すことはとうとうできなかった。
まず、最終回でおかしかったのが清宮響子(西野七瀬・28)の言動。佐藤沙羅デュビビエ(藤原紀香・50)とパリに行くことを決めた岩橋要(藤木直人・49)を一度は諦めようとするも渡仏当日、離婚届を自宅に置いて空港にいる要のもとへ。「離婚届を書きました。3年後私はパリに行きます。そのときには弟子にしてくれますか」と申し込む。これを要は受け入れ、晴れて二人は両想いに。響子はうれしさのあまり酔っぱらって桜沢純(広瀬アリス・27)の家に上がり込み、夫からの電話も無視する。しかし、離婚の問題が何も解決していないのに、この行動は無責任と言わざるを得ない。案の定、ネット上には「西野七瀬の演技のヘタさと相まってひたすらイライラする」「旦那からすごい電話かかってくるって、夫婦だから当たり前じゃん。何言ってるの」と辛辣な声が飛び交っていた。
こじれにこじれてしまった純と長峰柊磨(SixTONES・松村北斗・27)の恋にしても、ようやくお互いにお互いが必要なことに気づくが、この流れがまたおかしい。柊磨が働くサリューに来た純は、そこに何げなく置いてあった料理に勝手に手を付ける。これだけでも不自然だが、その後告白しようとする柊磨を公園に連れ出し、公衆の面前で大声で告白させたのだ。
ドラマと言えばドラマらしい展開ではあるが、あまりに唐突な展開に「最初から最後まで純のことが1ミリも好きになれんかったわ。むしろ回を増すごとに嫌いになった」「こんな支離滅裂な脚本を見てキャストさんたちはどう思うんだろう。一所懸命仕事全うしててえらい」「最後までセンスのない脚本と演出だった。はっきりいって駄作」と、非難の嵐であった。
「視聴率も低調で、完全なネタドラマとなっていましたね。かつてテレビドラマと言えばフジテレビだっただけに、この結果には本当に残念です。次クールのドラマに期待したいですね」(芸能ライター)
毎週突っ込まれることもなくなり、一番終わってほっとしているのは案外脚本家なのかもしれない。