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『正直不動産』山Pが師匠と仰ぐゲスト俳優のセリフが大反響「涙腺崩壊」「歴史に残る」


 山下智久(37)が主演を務めるドラマ『正直不動産』(NHK)の第10話(最終回)が6月7日に放送された。第1話でゲスト出演していた俳優・山崎努(85)(「崎」は「たつさき」)が再び登場すると、山下演じる主人公の永瀬財地にかけた言葉が大きな注目が集まった。

 そのシーンとは、永瀬が大口契約者であるマンションのオーナー・藤堂景勝(でんでん・72)を説得しにいく場面だ。

 藤堂は、管理委託料を5%とする登坂不動産から、2%でいいと持ちかけてきたミネルヴァ不動産に乗り換えることを決めていた。“たたり”から解放されて嘘がつける体質に戻った永瀬は、昔のように嘘を並べ立て契約を繋ぎ止めるつもりでいたが、直前になり管理委託料を低くしたところで最終的に管理が手薄になり、清掃やクレーム対応が雑になって住民に悪影響が出ると正直に告白。契約を登坂不動産で継続してほしいと頭を下げていた。

 するとそこに、第1話で永瀬が正直に不動産のリスクを話したことでアパート建設を撤回し、和菓子職人を続けることにした石田努(山崎)がやってくる。実は、石田は藤堂の先輩であり、石田が山崎に「この男(永瀬)はいいことも悪いことも全部言う。今どき正直な、バカ正直な男だ。バカかもしれない」「俺が保証する」と助言したことも後押しし、藤堂は登坂不動産との契約を継続することを決める。

 さらに、無事に登坂不動産のピンチを切り抜けた永瀬は、一人帰っていく石田の後を追ってお礼を言うのだが、そこで石田は永瀬に「いい顔になったな」と声をかけると、おもむろにフィルムカメラを取り出し永瀬の写真を撮る。そして、背を向けた石田に対し永瀬は深々と頭を下げる……という展開だった。

 これがネット上で「本当に良いシーンだった!! 歴史に残るいいドラマ!!」「努さんの『いい顔になったな』っていうセリフが『いい役者になったな』ってやまぴーに言って下さってるみたいで……大号泣した……」「石田さんの言葉『俺が保証する』『いい顔になったな』はまるで山﨑努さんが山下智久に向けて言っているよう」と大反響を集めているのだ。

 山下は21歳だったときに主演を務めた2006年放送のドラマ『クロサギ』(TBS系)で山崎と共演。その後、2012年に『最高の人生の終わり方〜エンディングプランナー〜』(同)で共演して以来、今作で約10年ぶりに共演を果たしている。

「山下は、出会ったときから自分のことを気にかけてくれたり、俳優として色々と教えてくれたりした山崎のことを“師匠”として慕っています。そんな背景もあり“石田から永瀬”にあてた劇中のセリフが、山下と山崎との関係性にもぴったりとリンクし、『クロサギから山Pを見守ってくれた山崎努さんの言葉でもあるなぁって思ったよ』などと感動を巻き起こしていました」(芸能ライター)

 今後、『正直不動産』が山下の代表作のひとつとして語り継がれていくことは間違いないだろう。

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