5月17日に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)で取り上げられた「アジフライの世界」が大きな反響を呼び、Twitterのトレンド入りを果たしている。
実は5年前、『孤独のグルメ』(テレビ東京系)で取り上げられたことでアジフライへの注目が集まり、当時もTwitterでトレンド入りしていた。しかし、ブームは長く続かなかったようで、アジフライはいまだにファンが増えていない様子。当番組でも冒頭には「アジフライの若者離れが進んでいる」とテロップが流れ、インタビューに答えた若者たちは「生臭い」「給料日前の安いごはん」「インパクトがない」と、辛辣な意見を発していた。
「好きな揚げ物ランキング」でも唐揚げやエビフライに押され、ベスト10圏外のアジフライ。マツコ・デラックス(49)にも「ちょっと物足りないのよね」と苦笑され、どうにも地味な印象のアジフライだが、案内人の居酒屋店主・池田隼人(38)さんから数々のアジフライが紹介されると、マツコの反応も徐々に変化。真アジや一本釣りアジフライに舌鼓を打ち、「私シンプルな味付けが好きなのよね。最近の若い子ってべっちゃりつけるじゃない。タルタルソースとか。でも、これくらいシンプルな味付けが良いのよね」と、体格からは想像もつかないほど素朴な味覚を告白し、シンプルな味付けを楽しめるアジフライを絶賛していた。
サクサクと小気味よい咀嚼音にも食欲を刺激された視聴者は多かったようで、番組放送中から「アジフライが人気ないだと?特に若者に?てかいいじゃん、いいよ食わなくて。そのぶんオレらオッサンが食い尽くすから」「アジフライを甘く見てる若者は美味いアジフライを食べたことがないからなんだよな。ちゃんとしたの食べてみて欲しいなぁ。概念変わるよ。観てたら食べたくなってきたー」「アジフライ~食べたくなってきた~。若者のアジフライ離れだなんて信じられん!あんな旨いものを」と興奮の声が続出。「え、20代だけどアジフライ好きな私は若者じゃなかった……?」など、アジフライ好きを主張する若者も少なくなかった。
「アジフライは地味と言われていましたが、実はここ数年ホットスナックとして取り扱うコンビニやファストフードが増えていて、トレンドの兆しが見えていました。絶大な影響力を持つ『知らない世界』で取り上げられたことで、いよいよ人気が爆発するかもしれませんね」(芸能ライター)
果たして今度こそ若者からの人気を獲得することはできるのだろうか。