綾瀬はるか(37)が主演を務める月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)の第3話が4月25日に放送。初回から「つまらない」と酷評が相次いでいたが、早くも「ミステリードラマとして失格」と烙印を押す声もあがっている。
同作は、「お金にならない仕事はしない主義」と豪語する敏腕弁護士が、元彼・森川栄治(生田斗真・37)の遺言により託された謎の男・篠田敬太郎(大泉洋・49)とタッグを組んで「くらしの法律事務所」に集まってくる事件を解決していく痛快リーガルミステリー。
第3話では、ホストクラブで“武田信玄”として働いている黒丑益也(望月歩・21)の依頼で、不動産会社社長が殺された事件の真相を探ることになった。そして黒丑が実家の庭に何か隠しているのでは……と疑い調べていくうちにある真相にたどり着く、という内容だった。
しかし、容易に犯人が庭に“死体を埋めている”と推測できる内容であり、「一体これのどこが謎なの?」「誰も思いつくミステリー」「安定の面白くなさ」と視聴者から不満が続出。
2021年第19回『このミステリーがすごい!』 大賞で大賞を受賞した新川帆立氏による同名小説と『剣持麗子のワンナイト推理』が原作だが、SNS上でも「原作というより演出・脚本がひどすぎる」「話を複雑そうにしてるだけで大したオチもない。脚本も演出もまるでよくない」「第3話の脚本が節々でおかしい。あれのどこが証拠なのか?主人公の人間性に魅力がないし、展開が見え見えで推理も雑。」と批判が噴出している。
「当初は、タイトルにもある通り元彼の遺言状の謎に迫る“考察系”のミステリードラマだと思っていた人も多かったようですが、2話目にしてあっさり解決。第3話は一話完結型のストーリーだったのですが、これを見て『次が気になる!』と思った人は少ないでしょうね。剣持の“弁護士”という肩書もうまく機能しておらず『ミステリーにもサスペンスにもなりきれず、弁護士物にもなりきれず、すべてが中途半端』『全然引き込まれない』と不満が殺到しています」(芸能ライター)
ミステリー要素を求めていた人もリーガル要素を求めていた人も裏切る結果となっている『元彼の遺言状』。今後はオリジナルストーリーも描かれるようだが、果たして視聴者が納得するミステリーはあるだろうか。